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Indiana Jones and the Last Crusade

TM & (C) LucasArts Entertainmaent Company

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概要

ご存知、ハリソンフォード主演で大ヒットを博した映画のゲーム化。 不老不死のアイテム「キリストの聖杯」をめぐってのインディとナチスとの大活劇が見物。 シナリオはほぼ映画どおりであるが、ちよいとひねりがしてあって映画を知り尽くした方でも簡単に解けるというわけではない。 かつては、IBM-PC版が「Classic Adventure」の一本として購入可能だった。 また、今では絶版になってしまったがAmiga版とATARI-ST版もある。 2009年現在では、Windows XP, Vistaで動作するバージョンがSteamにてダウンロード販売されている。 なお、日本語版はFM-TOWNS版が「インディジョーンズ最後の聖戦」という名前で発売されている。 ちなみに翻訳は東北新社。


ストーリー

1938年。 バーネット大学の考古学教授であるインディは少年時代にとり逃した十字架を取り戻す旅から戻り、大学に帰ってきた。 単位をせがむ学生たちから逃れ、ようやく大学から脱出したインディを待ち受けていたのは、ドノバンと名乗る男だった。

ドノバンの話によると、伝説の「キリストの杯」の手がかりが見つかったそうだ。 聖杯を探すべく、調査隊を派遣したがベニスで消息を絶ってしまった。 そして....  その隊長は、インディの父、ヘンリー=ジョーンズ博士だというのだ!

かくしてインディもまた聖杯探しの旅に出かける。 聖杯をナチスも狙っているとは知らずに....


レビュー

日本でも大ヒットした映画のアドベンチャーゲーム化。 何といってもゲームの制作はルーカス。  ただのキャラクタゲームでは終わらず、きちんとしたアドベンチャーゲームに仕上がっている。。

シナリオは(上でも書いたけど)ほとんど映画と同じである。 だからといって「映画を見たからサクサク解ける」というわけではない。 十分に苦しめられる。

そう、このゲーム、結構難解なんである。 と、いうより今までやったルーカスのゲームの中では一番難しかった。 しかも、かなりシビアなアクションシーン(負けたらゲームオーバー)、総当たりでしか解けない会話シーン(全部の会話シーンがそうだというわけではなく、あくまでも一部)。 さらに会話に失敗すると容赦なくアクションシーンへ進んでしまう。 正直言ってクソゲー一歩手前かも(苦笑)。

だがシナリオの出来のよさはそれを補って余りある。 難解であることが分かっていても、つい手を出してしまうだけの魅力にあふれているのだ。

それと、ゲーム中にちょくちょく出てくる「細かいこだわり」も見逃せない。 例えばゲームにに付いてくる「聖杯日記」。 一種のマニュアルプロテクト用の冊子なのだが、ところどころにヘンリーの手書きのメモやコーヒーの染みなどが付いており感心させられる。 また、インディの大学の部屋にはZacに登場したアイテムやSAM&MAXのトーテムポールなどが転がっていて、思わずニヤリとさせられる。 勿論、移動のシーンには「地図の上を赤い線が走っていくイメージ」が忠実に再現されている。

このゲーム、難易度が高過ぎて「いまいち」の部類に入るとおもう。 でもインディファンはぜひやってみて下さい。 細かいこだわりに「ニヤリ」とすること請け合いです。


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Note

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