Commodore AMIGA CD32 Controller
- 公開日: 2020/08/08
- 更新日: 2020/10/10
AMIGA CD32は1993〜94にかけて欧州、カナダ、オーストラリア、ブラジルで販売されたAMIGAベースのゲームコンソール。サードパーティ製の拡張機器を追加することでAMIGA 1200相当にすることも可能だった。
標準添付のコントローラはU字状の7ボタンパッドであり、スーパーファミコンの標準パッドと同様、右手親指で操作する4色のボタン[1]と、コントローラの左右前縁にあり左右の人差し指で操作する2つのボタンがある。これに加えてコントローラ中央部やや右には横長長円形状のボタンがある。各ボタンはCDプレイヤーの操作時に以下の目的で使われる[2]。
Button Position / Color |
Function for CD Player |
---|---|
Bottom-Left of Rightside Area (Red) |
Select |
Bottom-Right of Rightside Area (Blue) |
Stop |
Top-Left of Rightside Area (Green) |
Shuffle |
Top-Right of Rightside Area (Yellow) |
Repeat |
Central Area |
Play / Pause |
Front Edge of Rightside Area |
Fast Foward |
Front Edge of Leftside Area |
Rewind (Fast Backward) |
以下の説明はGerd Kautzmann氏による解説及び図面に基づく。本コントローラのピンアウトは以下の通り。
pin# |
Function |
---|---|
1 |
UP |
2 |
DOWN |
3 |
LEFT |
4 |
RIGHT |
5 |
Mode Select(out) |
6 |
Select(Red) Button(in) / Clock(out) |
7 |
VCC |
8 |
GND |
9 |
Button Data |
本コントローラは、1ボタンジョイスティック互換の「ジョイスティックモード」と、7ボタンを利用可能な「ゲームパッドモード」の2つのモードを切り替えることが可能である。なお、ピン1〜4の方向入力については通常のジョイスティックと同じである。
ピン5にHレベルを出力するとジョイスティックモードとなる。このモードではピン6でセレクトボタンの押下を検出できる。つまり、セレクトボタンは1ボタンジョイスティックのトリガボタンと等価となる。
ゲームパッドモードでボタンの値を読み取る手順は以下の通り。
ピン6にLを出力する。
ピン5にLを出力する。
ピン6にHを出力する。
ピン9の入力を読み取る。
ピン6にLを出力する。
3.〜5.を7回繰り返し、8ビットのデータを得る。
ピン5にHを出力する。
得られた8ビットのデータの構造は以下の通り。
Order |
Data |
---|---|
1 |
Repeat(Blue) Button |
2 |
Select(Red) Button |
3 |
Repeat(Yellow) Button |
4 |
Shuffle(Green) Button |
5 |
Fast Forward(Right Front) Button |
6 |
Rewind(Left Front) Button |
7 |
Play/Pause(Center) Button |
8 |
Always H |