misc. > アタリ仕様ジョイスティック研究 > コントローラ側の仕様 > Commodore AMIGA CD32 Controller

Commodore AMIGA CD32 Controller

AMIGA CD32は1993〜94にかけて欧州、カナダ、オーストラリア、ブラジルで販売されたAMIGAベースのゲームコンソール。サードパーティ製の拡張機器を追加することでAMIGA 1200相当にすることも可能だった。

標準添付のコントローラはU字状の7ボタンパッドであり、スーパーファミコンの標準パッドと同様、右手親指で操作する4色のボタン[1]と、コントローラの左右前縁にあり左右の人差し指で操作する2つのボタンがある。これに加えてコントローラ中央部やや右には横長長円形状のボタンがある。各ボタンはCDプレイヤーの操作時に以下の目的で使われる[2]

Button Position / Color

Function for CD Player

Bottom-Left of Rightside Area (Red)

Select

Bottom-Right of Rightside Area (Blue)

Stop

Top-Left of Rightside Area (Green)

Shuffle

Top-Right of Rightside Area (Yellow)

Repeat

Central Area

Play / Pause

Front Edge of Rightside Area

Fast Foward

Front Edge of Leftside Area

Rewind (Fast Backward)

以下の説明はGerd Kautzmann氏による解説及び図面に基づく。本コントローラのピンアウトは以下の通り。

pin#

Function

1

UP

2

DOWN

3

LEFT

4

RIGHT

5

Mode Select(out)

6

Select(Red) Button(in) / Clock(out)

7

VCC

8

GND

9

Button Data

本コントローラは、1ボタンジョイスティック互換の「ジョイスティックモード」と、7ボタンを利用可能な「ゲームパッドモード」の2つのモードを切り替えることが可能である。なお、ピン1〜4の方向入力については通常のジョイスティックと同じである。

ピン5にHレベルを出力するとジョイスティックモードとなる。このモードではピン6でセレクトボタンの押下を検出できる。つまり、セレクトボタンは1ボタンジョイスティックのトリガボタンと等価となる。

ゲームパッドモードでボタンの値を読み取る手順は以下の通り。

  1. ピン6にLを出力する。

  2. ピン5にLを出力する。

  3. ピン6にHを出力する。

  4. ピン9の入力を読み取る。

  5. ピン6にLを出力する。

  6. 3.〜5.を7回繰り返し、8ビットのデータを得る。

  7. ピン5にHを出力する。

得られた8ビットのデータの構造は以下の通り。

Order

Data

1

Repeat(Blue) Button

2

Select(Red) Button

3

Repeat(Yellow) Button

4

Shuffle(Green) Button

5

Fast Forward(Right Front) Button

6

Rewind(Left Front) Button

7

Play/Pause(Center) Button

8

Always H


コメント(0)


Note

本サイトのハイパーリンクの一部は、オリジナルのサイトが閉鎖してしまったため"Internet archive Wayback Machine"へのリンクとなっています。そのようなリンクにはアイコン[archive]を付与しています。

本サイトはCookieを使用しています。本サイトにおけるCookieは以下の三種類のみであり、Cookieの内容に基づいてサイトの表示を変更する以外の用途には用いておりません。