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ATARI 400/800 Light Pen

ライトペンは、ペンを押し当てた画面上の座標を検出する装置である。ATARI 400ではコントローラ端子4に、他のATARI8ビットコンピュータでは任意の端子に接続して使用する。

AtariArchives.orgに記載されているように構造は単純なもので、トリガボタンの端子の一方をピン6に、他方をフォトトランジスタ回路を介してピン8に接続したものである。フォトトランジスタ回路は、フォトトランジスタと2つのNANDゲートを組み合わせたもので、フォトトランジスタが受光するとトリガボタンの端子の他方側がLレベルになる、というものである。つまり、トリガボタンを押した状態でフォトトランジスタが受光すると、ピン6がLレベルになる、という仕組みである。

ブラウン管のモニタは、人間の目から見ると画面全体が発光しているように見えるが、実際に発光しているのは画面上の一点だけである。従って、フォトトランジスタ回路がトランジスタを受光したタイミングから、ライトペンが指す画面上の座標を得ることが可能である。

ATARI8ビットコンピュータでは、ピン6はCTIAの他に、CTIAと協同するビデオコントローラのANTIC(C012296)のLP端子にも接続されている。ANTICは、LP端子がLレベルになったタイミングから座標を計測する。計測された水平方向座標(0〜227)はアドレス$D40C(PENH)に、垂直方向座標(NTSC:0-130、PAL:0-155)はアドレス$D40D(PENV)に保存される。


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