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Tectoy Mega Net 2 Keyboard

セガからライセンスを得てメガドライブをブラジルで製造・販売しているTectoy社が、メガドライブ用オンラインゲームサービスのMega Net 2用に提供したキーボード。Mega Net 2は1995~1998年にサービスされていた。元々はCatapult Entertainment社が1994~1997年にサービスしていたSNES、Genesis用オンラインゲームサービスであるXBⱯND用に用意されたキーボードである。[1]

その仕様については、メガドライブのファンコミュニティであるSpritesMind.Net掲示板にてGeoff Ledak氏らによって解析されている。以下の説明は上記掲示板の内容を自分の拙い知識に基づいて解釈したものであり、不正確である可能性は十分にあることを留意されたい。

ピンアウトは以下の通り。

pin#

Function

1

DATA BIT 0 (Input/Output)

2

DATA BIT 1 (Input/Output)

3

DATA BIT 2 (Input/Output)

4

DATA BIT 3 (Input/Output)

5

VCC

6

STATUS (Input)

7

BEGIN TRANSACTION (Output)

8

GND

9

STROBE (Output)

キーボードのデータは以下の手順で取得する。

  1. ピン7、9をHにする。

  2. ピン1~4のデータを取得する。

  3. ピン7をLにする。

  4. ピン1~4のデータを取得する。

  5. ピン9をLにする。

  6. ピン1~4のデータを取得する。

  7. ピン6がLになるまで待機する。

  8. ピン9をHにする。

  9. ピン1~4のデータを取得する。

  10. ピン6がHになるまで待機する。

  11. 2., 4., 6., 9.で得られたデータが、%0011, %1100, %0110, %1001ならハンドシェーク成功

  12. ピン9をLにする

  13. ピン6がLになるまで待機する

  14. ピン1~4のデータを取得する。

  15. 14.で得られたデータの2倍分「ピン9を変更→ピン6がピン9と同じになるまで待機→ピン1~4のデータ取得」を繰り返す。

15で取得したデータの構造は以下の通り。

  • キーボードがスキャンコードを送信する場合、最初の2回のデータは共に0x0

  • 3回目以降のデータは奇数回目を上位4ビット、偶数回目を下位4ビットとする8ビットのスキャンコードである

  • スキャンコードはPS/2キーボードのコードセット2に同じ


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