はじめに
- 公開日: 2009/02/21
かつて、Ultima(英語版)をWindowsでプレイするための起動ディスクの作り方を説明したのですが、その後PCの更なる高速化、及びレガシーデバイスの省略、Windows NTベースのOSの普及に伴い、Windows 環境とDOS環境を一台のPC中で混在させるのはやや非合理的なものとなってきました。一部のゲームに付いては、ExultやSCUMMVMといったバーチャルマシーンで実機以上に快適にプレイできるようになり、また、DOSBoxの完成度も中々上がり、90年代初頭のゲームに限って言えばむしろDOSBoxの方が快適であったりする状況になっています。
しかしながら、現時点では、95年以降のゲームについては、実機の方が快適であるケースもあります。また、ウルティマとは無縁ですが、近年の光学ドライブの高速化に伴い、CD-ROM読み込み時の騒音が増大し、ゲームのプレイに支障が起きています。
そこで、DOSゲーム専用PCを一台別箇に用意する、というのも一つの考えです。幸い、DOSゲームに適したPCの中古価格は3000円程度まで低下しています。この際、一台調達してみては如何でしょうか。なお、本稿にて例示されているconfig.sysおよびautoexec.batの設定は、「PS/2マウス」「サウンドブラスターPro互換」「106キーボード」「ATAPI CD-ROM」「3Com 3C905 LANカード」のハードウェアを想定しています。