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定義リスト

定義リスト(definition list)とはHTMLのDL要素に相当するものであり、用語を示す見出しとその用語の説明のセットを複数含むことができるリストである。RestructuredTextでは以下のように記載する。

見出し : 分類子1 : 分類子2
  説明段落1

  説明段落2

上記のように、見出し行の次の行を字下げすることで見出しに対する説明文を記述する。HTMLのDL要素は一つの見出し(DT要素)に対し説明(DD要素)を複数記述できる(辞書の記述のように、ある単語の発音と説明を別々のDD要素で記述可能)が、ReSTでは見出しごとに説明文は一つである。行を開けて字下げした行を複数記述した場合は、複数段落の説明として評価される。

見出し行には「 : 」(コロンの前後に空白)区切りで分類子(classifier)を複数記述可能である。HTML5変換では分類子はclass属性「classifier」が付与されたspan要素となる。つまり、隣接する見出しと分類子、及び分類子同士の間に区切り文字などは入らないため、例えば以下のようなCSSを設定するのがよいだろう。

dt>span.classifier{
  padding-left: 0.25em;
  font-size: smaller;
  font-weight: bold;
}

このcssを適用した場合、上記の例は以下のように表現される。

見出し分類子1分類子2

説明段落1

説明段落2

HTML5変換では以下の通りとなる。

<dl>
<dt>見出し<span class="classifier">分類子1</span><span class="classifier">分類子2</span></dt>
<dd><p>説明段落1</p>
<p>説明段落2</p>
</dd>
</dl>

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