ドライバとかツールとか
- 公開日: 2009/02/22
ドライバ
XCDROM.SYS
CD-ROMドライブを使用するためには、ドライバが必要です。XCDROM.SYSは、FreeDOSの公式サイトにて配布されているフリーの汎用CDROMドライバです。ドライブによっては動作しないこともあるようです。そのような時は、お手持ちのCD-ROMドライブやPCのメーカーのサイトからドライバをダウンロードするのがよいでしょう。下記に例を挙げます。
なお、Windows 95/98をDOS化して使うのであれば、これらのドライバをダウンロードする必要はありません。Windowsに付属しているDOS用CD-ROMドライバが必要です。
CuteMouse
マウスドライバ。mouse.comの代替品です。シリアル用とPS/2用が別のバイナリになっているのでダウンロード時は注意すること。
Sound Blaster Drivers
サウンドブラスター用のドライバ/ツール類は、クリエイティブ社のサイトからダウンロード可能です。サウンドブラスター自身のユーティリティCDを持っていれば不要だと思いますが。非PnPのサウンドブラスターや、PCI版のもの(あるいはマザーボードオンボードのもの)を使用するならドライバは不要かと思いますが、PnP版のISA Sound Blasterを使用する際は必須となります。
ネットワークアダプタ用ドライバ
とりあえず主要メーカーのダウンロードサイトへのリンクを。
ツール
ファイル操作ツール
複数のファイルを一度にコピーしたりするには、DOSのコマンドだけでは面倒なことが多々あります。そのような時にファイル操作ツールを使うと非常に便利です。このようなツールとしては、日本語環境ならFILMTN、英語環境ならFD 英語メッセージ版がお勧めです。
圧縮・解凍ツール
フリーソフトやドライバ等を導入する時に必要になります。DOS時代の圧縮ファイルの形式は、日本ならLZH形式、海外ならZIP形式がデファクトスタンダードとなっています。また、UNIXから移植されたツールなどは、tar+gzip2(tar.gz,tgz)やtar+bzip2(tar.bz2,tbz)で圧縮されているものもあります。
LZH形式の圧縮ファイルを解凍するには、LHAを使用します。また、LHAを最新版の2.55bにアップデートするためには、bdupdateというツールが必要になるので、こちらも入れておきましょう。
ZIP形式の圧縮ファイルを解凍するには、UNZIPを使用します。
ネットワーククライアント
MS-DOS LAN Manager
Windowsと直接ファイルのやりとりができるようになります。プロトコルは、NetBEUI(標準)とTCP/IP(オプション)の双方が使用可能です。欠点は、コンベンショナルメモリを浪費することです。これは、TCP/IPを組み込んだときに特に顕著なものとなります。ファイルサーバがMacやLinux(Samba)である、という事情が無い限り、TCP/IPを組み込まない方がよいかと思います。なお、プロトコルにNetBEUIを使用する場合、WindowsにもNetBEUIプロトコル(Windows NT系のOSの場合は「NetBIOS」という名前になっています)を組み込む必要があります。
LAN Manager(や、他のMS製ネットワーククライアント)の導入については、前田 剛氏によるDOSで利用するネットワークを参照ください。
Novell Netware Client
Netware Server或いは、Linux/FreeBSDマシンをお持ちなら、Netware Clientの使用がお勧めです。このクライアントは、MS LAN Managerと比べて使用するコンベンショナルメモリが低いためです。Novell Netware Clientは、Novell社の公式サイトからダウンロード可能です。DOS用のNetware Clientとしては、「Novell Client for DOS and Windows 3.1x Ver.2.71」と、「NetWare Client for DOS and Windows (VLM Client)」の二種類がありますが、コンベンショナルメモリの消費量がより少ない前者がお勧めです。なお、前者で使用するドライバは、DOS ODIドライバではなく、Netwareサーバと共通のドライバです。
LinuxとFreeBSDをNetwareサーバ代わりに使用するためには、Netwareエミュレータのmars_nweを使用します。また、Netwareサーバを持っていない場合は、mars_nweのDOSユーティリティ(nwnet.exe)が必要です。