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Indiana Jones and the Fate of Atlantis

TM & (C) LucasArts Entertainmaent Company

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概要

「ハリソン・フォードが降りた」ためにお蔵入りとなっていたといわれているインディジョーンズ第4作目のゲーム化。 売りはフルトーキーであり、全編通してインディ達がしゃべりまくってくれる。 また、本作より"iMUSE"システムが搭載され、BGMの切り変わりがスムーズになっている。 かつては、IBM-PC版およびMac版は「LucasArts Archive Vol.1」の一本として購入可能だった。 2009年現在では、Windows XP, Vistaで動作するバージョンがSteamにてダウンロード販売されている。 また日本語版は、FM-TOWNS,メガドライブ版が「インディジョーンズ アトランティスの運命」という名前で、またDOS/V,Mac版が「インディジョーンズ アトランティスの秘宝」という名前で発売されている。(2024/1/22追記: メガドライブ版は発売中止になっていた模様)


ストーリー

1939年。 インディは『スミス』と名乗る男から「光り輝く小像を見せてくれ」と頼まれた。 実は彼はナチスのスパイであり、インディは彼に像を奪われてしまう。

彼の残した資料から、かつての恋人で今はニューヨークで心霊ショーをやっているソフィア・ハープグッドが狙われていることを知ったインディ。 急いで彼女の元に駆けつけるインディだったが、一足遅く、彼女の部屋は荒らされたあとだった。

ソフィアによると、ナチスが狙っているのはアトランティス古代王国が利用していたという、オリハルコン・エネルギーであるという。 ナチスの野望を阻止するためには、彼らよりも早くアトランティスを見つけなくてはならない。 かくしてインディとソフィアの冒険が始まった。


レビュー

このゲームの売りはなんといってもフルトーキー。 全編通してインディ達がしゃべりまくってくれ、とてもにぎやかである。 もちろん、キャラクターがドイツ人だとちゃんとドイツ訛りでしゃべってくれる (芸が細かい)。

『インディジョーンズ最後の聖戦』と異なり、シナリオも完璧。 しかも途中でシナリオが3つに分岐するので一本で3回楽しめる、というお得な内容だ。 そしてゲームバランスも抜群で『難解過ぎて投げ出してしまう』ということもない。

逆にサウンドにはやや不満が残る。 "iMUSE"でBGMが徐々に変わっていくのはいいのだが、その代わり曲あたりのチャンネル数が減ってしまい、かなりしょぼく聞こえる(特にTOWNS版)。 IBM-PCでMIDI音源(AWE64などのMIDIエミュレーション機能付の音源カードでも可)を使えばぐっと良くなるのだが....

それでもトータルで見れば、間違いなく『買い』のゲーム。 "LucasArts Archive Vol.1"なら、これまた傑作の"Day of the Tentacle"や"SAM & MAX"とセットになっていてお得だし、一度やってみてはいかがだろうか。


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Note

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