セガ Menacer
- 公開日: 2022/09/24
セガ・メガドライブ用の光線銃。Sega Retroの記載によれば、北米・欧州・オーストラリア・ブラジルで販売され、日本国内では販売されなかったとのこと。ちなみに、"menacer"とはフランス語で「脅す者」という意味らしい(Wikitionaryより)。
上記Sega Retroの記事によれば、Menacerは無線式であり、赤外線通信によってレシーバボックスと通信する。レシーバボックスはメガドライブの端子2に接続され、通常テレビの上に取り付けられる。Menacer自体は単4電池6本にて駆動される。
Eke-Eke氏によるドキュメントによれば、Menacerのレシーバボックスのピンアウトは以下の通り。
pin # |
Function |
---|---|
1 |
Button B (Input) |
2 |
Button A (Input) |
3 |
Button C (Input) |
4 |
Start Button (Input) |
5 |
VCC |
6 |
RST Signal Level (Output) |
7 |
Light Detect (Input) |
8 |
GND |
9 |
RST Signal Length (Output) |
Menacerは光を検出するとピン7をHからLにする。この処理は毎フレーム実行される。メガドライブはピン7の状態の変化によって割り込みが発生し、その時の座標を取得可能である。なお、画面最上部の8ラインについては、光を検出してもピン7の状態は変化しないとのこと。
ボタンの検出は以下の手順で行われる。
ピン6, 9を共にHにする
ピン6をH、ピン9をLにする
ピン6, 9を共にHにする
ピン6をH、ピン9をLにする
ピン1~3を読み込む
ピン6, 9を共にHにする
ピン6, 9を共にLにする
通常のコントローラとは逆に、ボタンが押されたときに対応するピンはHになる。