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セガ Menacer

セガ・メガドライブ用の光線銃。Sega Retroの記載によれば、北米・欧州・オーストラリア・ブラジルで販売され、日本国内では販売されなかったとのこと。ちなみに、"menacer"とはフランス語で「脅す者」という意味らしい(Wikitionaryより)。

上記Sega Retroの記事によれば、Menacerは無線式であり、赤外線通信によってレシーバボックスと通信する。レシーバボックスはメガドライブの端子2に接続され、通常テレビの上に取り付けられる。Menacer自体は単4電池6本にて駆動される。

Eke-Eke氏によるドキュメントによれば、Menacerのレシーバボックスのピンアウトは以下の通り。

pin #

Function

1

Button B (Input)

2

Button A (Input)

3

Button C (Input)

4

Start Button (Input)

5

VCC

6

RST Signal Level (Output)

7

Light Detect (Input)

8

GND

9

RST Signal Length (Output)

Menacerは光を検出するとピン7をHからLにする。この処理は毎フレーム実行される。メガドライブはピン7の状態の変化によって割り込みが発生し、その時の座標を取得可能である。なお、画面最上部の8ラインについては、光を検出してもピン7の状態は変化しないとのこと。

ボタンの検出は以下の手順で行われる。

  1. ピン6, 9を共にHにする

  2. ピン6をH、ピン9をLにする

  3. ピン6, 9を共にHにする

  4. ピン6をH、ピン9をLにする

  5. ピン1~3を読み込む

  6. ピン6, 9を共にHにする

  7. ピン6, 9を共にLにする

通常のコントローラとは逆に、ボタンが押されたときに対応するピンはHになる。


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