シャープ MZ-800(1984)
- 公開日: 2020/07/25
ハードウェア概要
MZ-800はMZ-700の欧州向け後継機である[1]。MZ-700のジョイスティックポートは5ピンの変則的なアナログジョイスティックだが[2]、MZ-800ではアタリ互換端子に改められた(下記サービスマニュアルにも"ATARI Compatible"と明記されている)。
コントローラ端子の特徴
MZ-800はコントローラ端子をオプションで2つ内蔵可能である。以下の情報はチェコのサイトSCAVにアップロードされているMZ-800のサービスマニュアルに基づく。ピンアウトは以下の通り。
pin# |
Function |
---|---|
1 |
Digital in |
2 |
Digital in |
3 |
Digital in |
4 |
Digital in |
5 |
VCC |
6 |
Digital in |
7 |
Digital in |
8 |
Digital out |
9 |
GND |
ピン8はi8255のPA4(端子1)、PA5(端子2)で制御される。
制御方法
MZ-800はMZ-700互換モードも持っており、両者はIOポートが異なるが、ジョイスティック端子はMZ-800モードのI/Oアドレスのみにアサインされている。ピン1〜4、6、7はアドレス$F0(端子1)、$F1(端子2)のそれぞれビット0〜5で制御する。また、ピン8はI/Oアドレス$D0のビット4(端子1)、ビット5(端子2)で制御する。
SCAVに記載のドキュメント(チェコ語から英語へのGoogle翻訳)によれば、$F0及び$F1の各ビットは1がHレベル、0がLレベルのようだ。ピン8についても同様だと思うが確証はない。