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Magnavox Odyssey 2/Philips Videopac G7000(1978)

ハードウェア概要

アメリカMagnavox社とその親会社のオランダPhilips社によって開発・販売されたゲーム機。ゲーム機であるがパソコンのようにキーボード一体型となっている。ヨーロッパでは1978年12月にVideopac G7000という名前でPhilipsから、アメリカでは翌1979年2月にOdyssey2(厳密には2は上付き文字)という名前でMagnavox社から発売された。本機は日本を含む様々な企業から異なるブランド名で販売された[1]

コントローラ端子の特徴

本機はアタリ仕様と同形状のコントローラ端子を2つもっている(モデルによってはコントローラが本体直結となっておりコネクタはない)が、仕様は全く異なる。Oddyssey 2のサービスマニュアルによれば、ピンアウトは以下の通り。

pin#

Function

1

Common

2

Digital in (BUTTON)

3

Digital in (LEFT)

4

Digital in (DOWN)

5

Digital in (RIGHT)

6

Digital in (UP)

ハードウェア実装

本機のCPUであるintel 8048は8ビットのバスと、2系統の8ビットI/Oポートを持っている。Dan Boris氏のサイトにあるOdyssey 2 Technical Specsによれば、ジョイスティックの読み取りは以下の手順でBIOSを使って読み取る。

  1. ジョイスティック1ならレジスタR0に0を、ジョイスティック2なら1を書き込み

  2. アドレス$38Fをコールする

  3. 読み取り結果はレジスタR2、R3とフラグF0から判断できる。具体的には以下の通り

  • レジスタR3が$FFなら上、$01なら下

  • レジスタR2が$FFなら左、$01なら右

  • フラグF0が1ならボタンが押されている


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