ATARI VCS/2600 Trackball
- 公開日: 2020/08/06
- 更新日: 2020/10/10
ミサイルコマンドでおなじみのトラックボール。ボタンは2つあるがAtariAgeに記載の図面によればどちらも機能は同じ[1]。型番CX22とCX80の2種類がある。AtariWikiにある説明によれば後者は北米以外向けの輸出モデルであり、「トラックボールモード」と「ジョイスティックモード」の切り替えスイッチが追加されている。
「トラックボールモード」はCX22互換モードであり、X、Y軸それぞれについての移動量をカウント可能なモードである。一方「ジョイスティックモード」はその名の通りトラックボールの回転方向を8方向として検出するものであり、トラックボール非対応ゲームでも(使い勝手がいいのかどうかは別として)使用可能である。
Craig Lisowski氏によるプログラミングガイドによれば、ピンアウトは以下の通り。Vertical/Horizontal Rateはパルス信号であり、方向を加味しつつパルスの数をカウントすることでトラックボールの回転量を計算することができる。
pin# |
Joystick Mode of CX80 |
CX22 & Trackball Mode of CX80 |
---|---|---|
1 |
UP |
Vertical Rate |
2 |
DOWN |
Vertical Direction (L=up, H=down) |
3 |
LEFT |
Horizontal Rate |
4 |
RIGHT |
Horizontal Direction (L=left, H=right) |
5 |
NC |
|
6 |
FIRE |
|
7 |
VCC |
|
8 |
GND |
|
9 |
NC |