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Philips/Radiola/Schneider VG 5000μ(1984)

ハードウェア概要

VG 5000μ(正確にはμは上付き文字)は、1984年10月から1986年にかけてにPhilips、Radiola、Schneider三社からフランスで販売されたZ80ベースのパソコンである。スペックとしては同時期のMSXよりもやや下で入門機という位置づけ。

コントローラ端子の特徴

本機にはジョイスティック端子は備えられていないが、カードエッジ式の拡張コネクタを一つ備えており、ここにジョイスティック端子拡張アダプタVG5200又は拡張ユニットVG5216[1]を取り付けることで、ジョイスティック端子を2ポート追加することが可能である。

Philippe DAZI氏のサイトによればピンアウトは以下の通りで、PC-6001MSXの1ボタン&入力専用版というデザインである。純正のジョイスティックとしてVU-0001VU-0005も用意されている。

pin#

Function

1

Digital in (UP)

2

Digital in (DOWN)

3

Digital in (LEFT)

4

Digital in (RIGHT)

5

VCC

6

Digital in (BUTTON)

7

NC

8

GND

9

GND

読み取り方法

Carl HERVIER氏のサイトにあるドキュメントによれば、ジョイスティックの読み取りは以下の手順でBIOSを使って読み取る。

  1. レジスタAに、左ジョイスティックの読み取りであれば0を、右ジョイスティックであれば1を、キーボード(カーソルキーとスペースバー)の読み取りであれば2を保存する

  2. 上下方向の読み取りであればアドレス$B0を、左右方向であればアドレス$B3を、ボタンの読み取りであれはアドレス$B6をコール

  3. 読み取り結果はレジスタAに保存される。入力がなければ$00、右・下又はボタン入力があれば$01、上又は左入力があれば$FFとなる


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