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シャープ X68000(1987)

ハードウェア概要

1987年にシャープから発売されたMC68000ベースのパソコンである。優れたAV機能が売りで、8チャンネルステレオFM音源、ADPCM音源、65536色対応のビデオ、スプライト機能1、BG2など充実していた。

1

背景画像分のVRAMの書き換えをすることなくキャラクタを背景に重ね合わせるハードウェア。プログラマはスプライトコントローラに対して表示するキャラクタと表示位置のみ指定するだけであとはコントローラが処理してくれる。X68000に採用されたのはラインバッファ式のスプライトであり、一度に表示可能な水平方向のキャラクタ(16x16ピクセル)数は32である。

2

キャラクタ(例えば8x8ピクセル)単位でグラフィックパターンを表示させる機能。スプライト同様、表示位置とパターンを指定するだけでよく、背景等を少ない処理で表示可能となる。PCGとも呼ばれる。

コントローラ端子の特徴

本機はコントローラ端子を2つもっている。シャープのCOCORO BOOKSで無償配布されているX68000サービスマニュアルによれば、ピンアウトは以下の通り。

pin#

function

port 1

port 2

1

Digital in

2

Digital in

3

Digital in

4

Digital in

5

Vcc

6

Digital in / Digital out

Digital in

7

Digital in / Digital out

Digital in

8

Digital out

9

GND

PC-6001等と異なるのは端子2のみピン6、7が入力専用となっていることである。

ハードウェア実装

上記サービスマニュアルによれば、ジョイスティック端子の制御はi8255ペリフェラルコントローラを用いて行われる。i8255は8ビットパラレルI/Oポートを3系統(PA, PB, PC)持っており、下記の通りPAが端子1の入力、PBが端子2の入力、PCが両端子の出力のために使用される。パラレルI/Oとジョイスティック端子のピンとの対応を下表に示す。なお、下表では端子の各ピンをCmPnの形式で表記する。例えば、C1P2であればジョイスティック端子1のピン2のことである。

Bit7

Bit6

Bit5

Bit4

Bit3

Bit2

Bit1

Bit0

PA(R)

Not Used

C1P7

C1P6

Not Used

C1P4

C1P3

C1P2

C1P1

PB(R)

Not Used

C2P7

C2P6

Not Used

C2P4

C2P3

C2P2

C2P1

PC(W)

C1P7

C1P6

C2P8

C1P8

Not Used for Joysticks (for ADPCM)

入力、出力ともに0=L、1=Hである。i8255のPAはI/Oアドレス$E9A001、PBはI/Oアドレス$E9A003、PCはI/Oアドレス$E9A005にアサインされている。また、i8255のコントロールレジスタはI/Oアドレス$E9A007にアサインされており、ジョイスティックの読み取りを行う場合は以下の手順をとる。

  1. I/Oアドレス$E9A007に$92を設定。これにより、PA、PBが入力、PCが出力となる。

  2. I/Oアドレス$E9A005の上位4ビットを0にする3

  3. 端子1なら$E9A001を、端子2なら$E9A003を使って読み出す

3

サービスマニュアルにはそう書いてあるが上位2ビットは端子1のピン6、7なので1にしなければならないような気がする


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