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DOSのインストール(MS-DOS編)

準備

まずは、Windowsのライセンスを確保しましょう。ヤフオク等でWindows 95や98の新規インストール版のリテール品を手に入れるましょう。

インストールに当たって、20M程でよいのでDドライブ(Primary-MasterのHDDの2番目のパーティション)を作っておきましょう。また、Cドライブ(Primary-MasterのHDDの最初のパーティション)の容量はFAT16の上限の2GB以内としておいた方がよいかと思います。


インストール

普通にWindowsをインストールします。続いて、先ほど作ったDドライブにDOSというフォルダを作り、そこに以下のファイルをコピーします。

c:¥windowsから、ank16.fnt, ank19.fnt, biling.sys, country.sys, emm386.exe, gaiji16.fnt, gaiji24.fnt, himem.sys, jdisp.sys, jfont.sys, jkeyb.sys, jkeyboard.sys, kanji16.fnt, kanji24.fnt, kkcfunc.sys, ramdrive.sys, setver.exe, smartdrv.exe。 c:¥windows¥command以下の全ファイル。また、c:¥windows¥command¥ebdにCDROMドライバ(oakcdrom.sys)があります。それから、WindowsのCDROMの¥tools¥oldmsdosディレクトリにquick basic等が入っていますので必要に応じてどうぞ。

また、必要なドライバやツール類もここに入れておきましょう。


DOS化作業

続いて、フロッピーを初期化し、システムファイルをコピーします。コマンドプロンプトで初期化するなら、format a: /sですね。さらに、再起動し、このフロッピーに入れたWindowsを起動します。

続いて、Dドライブに保存していたものをCドライブに移します。 c:¥windowsやc:¥windows¥command以下にあったファイルはc:¥dosに移します。他のツールは適当なディレクトリにインストールします。それから、config.sysとautoexec.batを以下のように作ります。マウスドライバは、c:¥mouseにインストールされているものとします。日本語入力を行う場合は、config.sys中のremを消去してください。

config.sys

DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE RAM
BUFFERS=15,0
FILES=8
DOS=UMB
LASTDRIVE=Z
FCBS=4,0
DOS=HIGH
DEVICE=C:\DOS\BILING.SYS
DEVICE=C:\DOS\JFONT.SYS /P=C:\DOS\
DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS
DEVICEHIGH /L:1,17744 =C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYS
REM DEVICE=C:\DOS\KKCFUNC.SYS
DEVICEHIGH /L:1,9680 =C:\DOS\ANSI.SYS
rem DEVICE=C:\DOS\MSIMEK.SYS /A1
rem DEVICE=C:\DOS\MSIME.SYS /D*C:\DOS\MSIMER.DIC /DC:\DOS\MSIME.DIC /R /C1 /N /A1
DEVICEHIGH /L:1,15072 =C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEHIGH /L:1,22896 =C:\DOS\ATAPICDD.SYS /D:CDROM1

キーボードが英語(101/104)キーボードであるなら、 DEVICEHIGH /L:1,17744 =C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYS は不要です。また、AXキーボード[1]をお使いの方(って滅多にいないだろうけど)は、この行の /106/AX に変更します。

autoexec.bat

LH /L:0;1,49552 /S C:\DOS\SMARTDRV.EXE /X
PROMPT $p$g
PATH C:\DOS;C:\BAT
SET TEMP=C:\DOS
LH /L:1,8080 C:\DOS\NLSFUNC.EXE C:\DOS\COUNTRY.SYS
LH /L:1,27952 C:\DOS\MSCDEX /D:CDROM1
C:\MOUSE\CTMOUSE.EXE

このあとリセットを掛けると、「日本語あり」「CD-ROMあり」「マウス使用可」の状態でDOSが起動するはずです。

日本語表示に関する部分は、config.sysの9-11行目です。従って、これらの行を削除すると、英語モードで起動します。また、config.sysの最終行とautoexec.batの8行目が、CD-ROM関連です。 CD-ROMを使わない場合は、これらの行を削除します。また、この時はconfig.sysの6行目(LASTDRIVE)も削除してよいでしょう。 EMSを使わない場合(Ultima VIIの実行時等)は、config.sysの2行目を削除します。また、Ultima VIIやVIIIを実行する場合、config.sysの4行目の数字を40に設定する必要があります。


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