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謎の中国版ウルティマ

ウルティマVIIの中文版?

[The Genesis of Ultimaのオビの拡大写真]

まずは上の写真を見て欲しい。これは「The Genesis of Ultima」の帯に印刷されている写真であるが(The Genesis of Ultima p.2にも同一の写真あり)、背景にUltimaのポスターが貼られているのが分かると思う。一つは間違いなくポニーキャニオン版のUltima V、そしてそのうえに貼られているのは....? 青い背景、ヒューマノイドのアゴにしか見えない赤いテカテカした隆起物....そう、Ultima VIIのポスターである。

問題はこのポスターに漢字が印刷されていることである。上の写真では見づらいのでさらに拡大した写真を用意した(23kB)。これでもまだ見づらいが、何とか「創世記」という文字が読めるのではないかと思う。これは何を意味するのだろうか。可能性としては以下のものが考えられるだろう。

  1. スーパーファミコン版ウルティマVIIの宣伝用ポスター

  2. この当時国産パソコン版ウルティマVIIが開発中で、後に立ち消えになったがポスターだけは出来ていた (注:これはあくまでも筆者の推測であり、実際そのような事実があったかどうかは著者の知るところではない)

  3. その他

ここで先程の写真をもう一度見直してもらいたい。よく見ると「創世記」の右に「7」と書いてあることが分かると思う。と、いうことは....「創世記」とはUltimaの中国語訳であり、これはおそらく台湾で発売されていたウルティマVIIの宣伝用ポスターなのだろう。問題はこれがSNES版とPC版のどちらかなのであるが....

というわけでサーチエンジンを使って調べてみよう。Excite中文版でサーチしたところ、このようなサイト[archive]を発見した。このサイトを見る限りでは、中身は完全にオリジナル版であり、パッケージと、おそらくマニュアルを翻訳したもののようである。しかしパッケージには版権をとった現地の会社の名前が記載されていないようだが、当時オリジンは現地に法人を持っていたのだろうか(Electronic Arts 台湾[archive]はあるようですな)。

Note

(2019/6/15追記)

EA台湾は2011年7月1日付で廃止されていたようです[archive]

Luke Hsu氏によれば 台湾Soft World社より翻訳マニュアル付きのウルティマ7(創世記7 黒月之門)が発売されていたとのことです。また、台湾版ウルティマコレクションも出ていました。付属の文鎮がかっこいい。


謎の中文版Martian Dreams

[Martian Dreams with KANJI]

この写真は1998年にとあるドラゴンより入手したものである。彼はこの写真について「僕の知人が日本版Martian Dreamsを持っているっていうんだけど」といっていた。なるほど、これは確かにMartian Dreamsである。ただし、パッケージはオリジナル版よりもいくぶんか小さいようだ。

そして、何よりも違うのがタイトル。そう「火星之旅」と書いてあるのだ。日本版のMartian Dreamsは出ていないし、間違いなくこれは中国版Martian Dreamsだろう。詳細は不明だがおそらくUltimaVIIと同様パッケージとマニュアルを翻訳したものだろう。


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Note

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