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PC-6001, MSX, PC-9801, FM-7共通

概要

PC-6001シリーズ(NEC)、MSX(各社)、PC-9801シリーズ(NEC)、FM-7シリーズ(富士通)の4機種のジョイスティック端子は、共にAY-3-8910、YM2203又はYM26081のI/Oポートを用いて2端子の制御を行い、その回路構成もほとんど同じなのでここでまとめて説明する。なお、AY-3-8910の制御方法については別項にて説明する

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AY-3-8910はGeneral Instruments社のPSG音源コントローラであり、8ビットの汎用I/Oポートを2つ持っている。YM2203とYM2608はヤマハのFM音源コントローラでありI/Oポートを含めAY-3-8910の上位互換となっている。

回路の詳細

PC-6001シリーズのジョイスティック端子の回路図はiP6 for Windows support pageの「ジョイスティックポートでRS-232C送受信」という記事に記載されている。この回路図によれば、ポートA(A0〜7)で両端子のピン1〜4、6、7からの信号入力を行い、ポートB(B0〜7)で両端子のピン6〜8への信号出力が行われるようになっている。

より具体的には、ポートAのA0〜3、A4〜52を2つのセレクタICの信号出力端子に接続する。セレクタICの信号入力端子は両ジョイスティック端子のピン1〜4、6、7に接続される。そして、セレクタICのセレクト入力端子はポートBのB6が接続される。この結果、B6からLを出力すればポートAのA0〜5でコントローラ端子1の入力が得られ、B6からHを出力すればコントローラ端子2の入力が得られる。

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A6、A7はジョイスティック端子用としては使用しない(後述)

ポートBのB0〜B5はバッファICを介してジョイスティック端子1及び2のピン6〜8に接続される。PC-6001及び9801ではバッファICが3ステートバッファであり、B7でピン6、7に対応したバッファICの信号出力端子をハイインピーダンスにすることができる。

以上をまとめると、下表のとおりである。なお、下表ではジョイスティック端子1、2をC1、C2と略記する。

PortA(R)

A7

A6

A5

A4

A3

A2

A1

A0

Not used for Joystick ports

pin7

pin6

pin4

pin3

pin2

pin1

PortB(W)

B7

B6

B5

B4

B3

B2

B1

B0

OUT ENABLE (H=disable pin6, 7 output)3

SELECT (L=C1, H=C2)

C2 pin8

C1 pin8

C2 pin7

C2 pin6

C1 pin7

C1 pin6

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PC-6001及びPC-9801のみ

各機種の差異

以下の説明は、下記のソースの記載に基づく。

(1) プルアップ抵抗

PC-6001は10kΩ、FM-7は3.3kΩである。他の機種については確認中。

(2) ポートAのA6、A7

PC-6001及びFM-7では未使用。MSXではA6が日本語キーボードのレイアウト、A7がカセットテープ入力。PC-9801ではFM音源の割込4を参照する為に使用される。

(3) 信号入力端子のセレクタIC

FM-7では74LS257、PC-6001、PC-9801(PC-9801-26及び26K5)、MSXは74LS157を使用

(4) 信号出力端子のバッファIC

MSX及びFM-7では単純なバッファICである74LS07を使用。それ以外の機種では、PC-6001では74LS367、PC-9801(PC-9801-26及び26K6)では74LS244と、3ステートバッファを使用している

(5) ポートBのB7

PC-6001、PC-9801については上記の通りピン6、7の信号出力回路をジョイスティック端子から切り離すために使用する。MSXではかなキーのランプ点灯に使用する。FM-7では使用しない。

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音源カードのディップスイッチで設定する

5

PC-9801-73及びPC-9801-86についてはASIC化されているので不明。ただし、マニュアルを確認する限りではB6は有効である

6

PC-9801-73及びPC-9801-86についてはASIC化されているので不明。ただし、マニュアルを確認する限りでは3ステートバッファを使っている


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