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セガマウス

メガドライブ用のマウス。たぶんマスターシステムでも使用可能。日本(セガマウス)、欧州(Sega Mouse)、北米(Mega Mouse)の三種類がある。日本と欧州版はボタンの色違いのみ[1]だが、北米版は大きく異なる[2]

サイト「FUTURE DRIVER」に記載のソースコードSpritesMind.Netの掲示板に記載のソースコードを見る限り、ピンアウト及び読み取りの仕組みは以下の通りであると思われる。

pin #

Function

1

DATA BIT 0

2

DATA BIT 1

3

DATA BIT 2

4

DATA BIT 3

5

VCC

6

NC

7

Read Start/End (Output)

8

GND

9

STROBE (Output)

読み取り手順は以下の通り

  1. ピン7、ピン9を共にHレベルにする

  2. ピン1〜4を読み出す

  3. ピン7をL、ピン9をHレベルにする

  4. ピン1〜4を読み出す

  5. ピン7、ピン9を共にLレベルにする

  6. ピン1〜4を読み出す

  7. ピン7をL、ピン9をHレベルにする

  8. ピン1〜4を読み出す

  9. 2.、4.、6.、8.で読み出したデータが$0BFFでなければマウスがつながっていないので異常終了

  10. ピン7、ピン9を共にLレベルにする

  11. ピン1〜4を読み出す

  12. ピン7をL、ピン9をHレベルにする

  13. ピン1〜4を読み出す

  14. 10.〜13.をさらに2回繰り返して計24ビットのデータを得る

読み取ったデータの各ビットは以下の通り(先に読み込んだデータが上位ビット)。

Read Order

1

2

3

4

5

6

pin#

4

3

2

1

4

3

2

1

4

3

2

1

4

3

2

1

4

3

2

1

4

3

2

1

Function

YO

XO

YS

XS

S

M

R

L

X7

X6

X5

X4

X3

X2

X1

X0

Y7

Y6

Y5

Y4

Y3

Y2

Y1

Y0

機能の意味は以下の通り

  • XO, YO: それぞれX軸、Y軸のオーバーフローフラグ。Hレベルならオーバーフローあり

  • XS, YS: 正負フラグ。Lレベルなら正(左又は下)、Hレベルなら負(右又は上)

  • S, M, R, L: それぞれStart、中ボタン、右ボタン、左ボタンの状態(Startと中ボタンは北米版のみ)。たぶんLでクリックだと思うけど。

  • Xn, Yn: それぞれX軸、Y軸の移動量。国内、欧州版のマウスはY軸のデータがビット反転されているとのこと。


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