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富士通 FM TOWNS(1989)

ハードウェア概要

1989年に富士通から発売されたx86ベースのパソコンである。全てのモデルで386SX以上のCPUとCD-ROMドライブを採用したことが大きな特徴である。AV機能も6チャンネルステレオFM音源、8チャンネルステレオPCM音源、32768色/1600万色中256色対応のビデオ、スプライト機能[1]など充実していた。

コントローラ端子の特徴

本機はコントローラ端子を2つもっている。システムソフトウェアを初めとして多くのソフトでは端子2にマウスを接続することを前提としている。千葉憲昭「FM TOWNSテクニカルデータブック」(アスキー出版)によればピンアウトは以下の通り。

pin#

Function

1

Digital in

2

Digital in

3

Digital in

4

Digital in

5

Vcc

6

Digital in / Digital out

7

Digital in / Digital out

8

Digital in / Digital out

9

GND

PC-6001等と異なるのはピン8も入出力兼用となっていること。MSX用のジョイスティック等を使う場合は(連射機能付きのものでない限り)ピン8をLに指定する必要がある[3]

ハードウェア実装

「FM TOWNSテクニカルデータブック」によれば、本機のコントローラ端子は下表の通りI/Oアドレス$04D0、$04D2、$04D6を用いて制御される。下表ではコントローラの各ピンをCmPnの形式で表記する。例えば、C1P2であればコントローラ端子1のピン2のことである。

Bit7

Bit6

Bit5

Bit4

Bit3

Bit2

Bit1

Bit0

$04D0(R)

Not Used

C1P8

C1P7

C1P6

C1P4

C1P3

C1P2

C1P1

$04D2(R)

Not Used

C2P8

C2P7

C2P6

C2P4

C2P3

C2P2

C2P1

$04D6(W)

Should be set to 0

C2P8

C1P8

C2P7

C2P6

C1P7

C1P6

入力、出力ともに0=L、1=Hである。ピン6、7を読み取り用として設定する場合は、アドレス$04D6で対応するピンの出力をHに設定する必要がある。ピン8を読み取り用として設定する場合はアドレス$04D6で対応するピンの出力をLに設定する必要がある。


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