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Netware Client

NetwareはNovells社の開発しているサーバOSです。 Microsoft社のMS-DOS LAN Managerと違い、Windowsをサーバとして使うことができないという欠点があるのですが、そのかわり、DOS用のクライアントのコンベンショナルメモリ消費量を大幅に抑えられるという長所があります。 NetwareのサーバOSはかなり高価なのですが、LinuxやFreeBSD上で走るmars_nweというクローンがあります。なお、mars_nweについては、「TOWNSでLAN」をご参照ください。

まず、「ドライバとかツールとか」を参照して、Netware Client 32ビット対応版(version 2.71)と、mars_nweのDOSユーティリティを取得します。 Netware Clientは一枚のフロッピーに収まりきらないのでCDRなどに保存しておくのがよいでしょう。ついで、INSTALL.EXEを利用してクライアントのインストールと初期設定を行います。なお、サーバがFreeBSDであるならば、プロトコルはEthernetIIにしなければなりません。

つづいて、クライアントがインストールされたディレクトリ(デフォルトならc:¥novell¥client32)にあるnet.cfgを以下のように編集します。

Link driver 3C90X (3C90Xは適切なドライバ名に読み替えてください)
      FRAME Ethernet_II
      Protocol IP 0800 Ethernet_II

Netware DOS Requester
      FIRST NETWORK DRIVE F
      NETWARE PROTOCOL NDS BIND
      PREFERRED SERVER = サーバ名
      SHOW DOTS = ON

Protocol IPX
      IPX SOCKET 40

この状態でマシンを再起動すると、Netware Clientが常駐します。サーバへの接続に成功すると、"Attached to server XXXXXX"というメッセージが表示されます。

ネットワークドライブにドライブレターを割り当てるにはmars_nweのDOSユーティリティに含まれるnet.exeを利用します(2016/10/26追記:バージョンによってはnwnet.exeという名前になっています)。たとえば、ドライブhに割り当てる場合は、まず、

C:¥> net login

としてログインを行った後、

C:¥> net map h:=¥¥サーバ名¥共有ボリューム名

とします。ログイン時に自動的にドライブレターを割り当てる場合は、net.exeと同じディレクトリにloginというテキストファイルを作成し、その中に、map h:=¥¥サーバ名¥共有ボリューム名という行を追加します。


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