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Mattel Intellivision II(1983)

ハードウェア概要

Mattel社は1979年にROMカートリッジ交換型の家庭用ゲーム機器であるIntellivisionを発売した。本機のコントローラは本体直付であるが、1983年に発売されたマイナーチェンジ版のIntellivision IIではコネクタに接続するタイプに変更された。

コントローラ及び端子の特徴

本機のコントローラ端子はアタリ仕様と同じDサブDE-9だが、ピン配置は異なる。本体添付のコントローラは円盤状の方向指示器[1]、12ボタンのキーパッド、左右側面に2つずつのボタン(そのうちの1つは左右で同機能であり実質3ボタン)を備えている。方向指示器は16方向を検出可能である。

Jay's Video Game Pageに記載のピンアウト説明によれば、本機のピンアウトは以下の通り。また、Console5 Tech Wikiに記載の回路図によれば全てデジタル入力端子である。グランドは5ピンであり、信号の検出には音源コントローラであるAY-3-8910を使用している。

pin#

Function

AY-3-8910 I/O port

LEFT CONTROLLER

RIGHT CONTROLLER

1

Digital in

PB3(10)

PA3(18)

2

Digital in

PB2(11)

PA2(19)

3

Digital in

PB1(12)

PA1(20)

4

Digital in

PB0(13)

PA0(21)

5

GND

6

Digital in

PB7(6)

PA7(14)

7

Digital in

PB6(7)

PA6(15)

8

Digital in

PB5(8)

PA5(16)

9

Digital in

PB4(9)

PA4(17)

コントローラの各入力は、入力ごとの8ビットコードを出力するようになっている。方向指示器はピン1〜4、9の5ビット、キーパッドはピン1〜4、6〜8の7ビット、ボタンは6〜8の3ビットである。各入力とピン出力の対応は以下の通り。下表において、方向D1は前(12時)を示し、時計回りに1/16周ずつシフトさせた方向をD2、D3…D16と定義している。また、ボタンS1は両側前方のボタン、S2は左手前のボタン、S3は右手前のボタンである。X記号は各入力の際にピン5と短絡しているピンである。[2]

Pin#

1

2

3

4

6

7

8

9

Direction

D1

X

D2

X

X

D3

X

X

X

D4

X

X

D5

X

D6

X

X

D7

X

X

X

D8

X

X

D9

X

D10

X

X

D11

X

X

X

D12

X

X

D13

X

D14

X

X

D15

X

X

X

D16

X

X

Keypad

1

X

X

2

X

X

3

X

X

4

X

X

5

X

X

6

X

X

7

X

X

8

X

X

9

X

X

Clear

X

X

0

X

X

Enter

X

X

Buttons

S1

X

X

S2

X

X

S3

X

X


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