Zircon International Channel F System II(1977)
- 公開日: 2021/01/23
- 更新日: 2023/02/14
ハードウェア概要
Fairchild Camera and Instrument社によるChannel FはATARI VSCよりも1年早い1976年11月に登場した、世界初のROMカートリッジ交換型の家庭用ゲーム機器である(2023/2/14追記: ここ間違い。世界初のカートリッジ交換型家庭用ゲーム機は1972年に登場したMagnavox社のOdyssey)。本機のコントローラは本体直付であるが、翌年発売されたマイナーチェンジ版のSystem IIよりコントローラが外付けとなった[1]。Zircon社が販売したものの他に、様々な会社からライセンス生産品が販売されていた。
コントローラ及び端子の特徴
本機のコントローラ端子はアタリ仕様と同じDサブDE-9だが、ピン配置はやや異なる。本体添付のコントローラは棒状の本体の一端にノブが一つついただけのものである。このノブは上下左右に倒すことも、回転させることも、押しこむことも、引っ張ることも可能であり、ノブのみでスティックとパドルとボタンを兼用している。
VES Wikiに記載のピンアウト説明によれば、本機のピンアウトは以下の通り。また、AtariAgeに記載の回路図によれば全てデジタル入力端子である。9ピンがグランドなので、TownsパッドやMartyパッドは一応使用可能である。
pin# |
Function |
---|---|
1 |
Digital in (Counter Clockwise) |
2 |
Digital in (Clockwise) |
3 |
Digital in (Pull Up) |
4 |
Digital in (Push Up) |
5 |
Digital in (Right) |
6 |
Digital in (Forward) |
7 |
Digital in (Back) |
8 |
Digital in (Left) |
9 |
GND |