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FM TOWNS Martyパッド

1993年春に発売開始された`FM TOWNS`_互換のマルチメディアプレーヤーであるFM TOWNS マーティーに同梱の5ボタンジョイパッド。MSXジョイスティックにSELECT、RUNの2ボタンを追加したTownsパッドに対してさらに「ズームボタン」を追加したものである。

FM TOWNS マーティーは(当時はパソコンよりも解像度が低かった)テレビに接続することを前提としていたため、アドベンチャーゲーム等で多用される640x480ピクセル解像度で16ドットの文字を表示しようとすると文字が潰れて見づらい。このような時はズームボタンを押して画面が拡大表示させる。

Townsパッドと同様SELECTは上下方向、RUNは左右方向の同時押しとして検出される。そのためRUNやSELECTが押されている間は方向ボタンのコントロールはできない。

回路図及びピンアウトは以下の通り[1]。ズームボタンはピン8に割り当てられている[2]。Townsパッドと同様、ダイオードを使うことで方向ボタンを押した時に誤動作を起こさないようにしている。

(2023/3/15追記)Martyパッドを入手して確認したところ、ズームボタンが押されていない状態ではピン8と9が短絡し、ボタンを押すことで切断されるようになっていた。つまり、ズームボタンが押されていない状態ではX1等8ピンコモンの機種でも使用可能である。(追記終わり)

/static/images/atari/martypad.png

pin#

function

1

UP/SELECT

2

DOWN/SELECT

3

LEFT/RUN

4

RIGHT/RUN

5

NC

6

BUTTON A(1)

7

BUTTON B(2)

8

ZOOM BUTTON

9

COMMON

Townsパッドと同様コモン端子がピン9となっているため、ATARI VCSやX1等ピン9をLにできない機種では1ボタンパッドとしても機能しない。PC-6001MSX等ではTownsパッド相当として利用可能である。


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