PC-9821とTOWNSでコンパクトフラッシュを検討する
- 公開日: 2012/11/10(土) 14:18[JST]
先日98を立ち上げたらNECAIかなの起動で固まり、起動しないようになってしまった。scandiskなどをやって見たところ、ディスクの先頭付近に不良セクタが固まって発生していた模様。とりあえず、パーティションの先頭を使わないようにして(おかげでHDDの容量が2G→1.6Gに)当座をしのいでいるが、そろそろ寿命も近いということだろう。そもそも10年以上前にハードオフだかで買ったHDDなのでよく持った方というべきか。
さて、私の持っているPC-9821Aeの場合、IDE HDDの上限が540MBぽっちなのでかなり足りない。そのためHDDはSCSIということになる。しかし、今時SCSIのHDDなんて中古でしか入手できないだろうし、98の場合は8.3G以下という縛りもある。
てことで、SCSI変換基板を介してコンパクトフラッシュを接続するということを考えた。購入したのは98での動作実績のあるSTRATOS CF AztecMonster。これに、4GBのコンパクトフラッシュを接続して動作確認をしてみた。コンパクトフラッシュはあまり速度が速くないほうがよい、という話なので、コンパクトフラッシュはTranscendの133倍速(約20MB/秒らしい。コンパクトフラッシュの倍速表示ってCD-ROM基準?)のものを購入した。
仮の外付ケース(ドライブを抜いた外付けCD-ROM)に収め、まずは制約のゆるそうなTOWNSにつないでみる。…拍子抜けするくらいあっさりつながった。初期化して、ドライブ2つ作ってフォーマット、データ転送も問題なし。TownsOSをインストールして起動するのもOK。てことでTOWNSでコンパクトフラッシュを使えることを確認した。
次に98。コンパクトフラッシュに仮想的に設定されているCHS(シリンダ・ヘッド・セクタ)の値が適正(ヘッド→8、セクタ→32)でないと動作しない、ということらしいが、ヘッド及びセクタの値はLinuxのfdiskコマンドで変えることができるらしいので大丈夫だろう。まず、何もせずに98につないでみる。…こっちもあっさり動いた。初期化してシステム転送して起動できることも確認した。
てことで、CF AztecMonsterの追加購入決定。コンパクトフラッシュも4~5枚買っておこう(DOSだから頻繁に書き込むことは無いだろうけど書き換え制限があるからね)。これであと10年は戦える。