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広島がサッカースタジアムで揉めている理由について

標記の問題、サッカー関連のメディアで度々触れられてはいるが、原則クラブ寄りの視点から書かれており「スタジアムは旧市民球場跡地に建てるべきだが行政が妨害している」というレベルで終わっているのが残念。てことで、自分なりにもう少し掘り下げてまとめてみた。

(続きあり)


広島サッカースタジアム久保会長案

3月3日にサンフレッチェ広島・久保会長(エディオン社長)によるスタジアム案が発表され、サンフレッチェのサイトでも公表されている[archive][1]

そのスタジアム案の内容は大雑把に言ってこんな感じ。

  • 跡地に25000人級。名前は出せないが建築の専門家が検証し掘り込み無しで可能と結論づけた

  • ピッチと観客席の間隔は5m

  • 建築費140億はスタジアム使用料45億、エディオンから30億、toto等補助金(35億)、その他寄付金で賄う。県や市からの補助金は無し

  • 25000人級でも国際試合が可能なことを確認した

  • みなと公園にスタジアムを建てることになってもサンフレッチェは使用しない

(続きあり)


市民球場跡地と中央公園のスタジアムを今一度考えてみた

ここ一月ほどの各種SNSなどで「市民球場跡地にサッカースタジアムを」という動きが活発になっている。これらに関する感想は、

  • 気持ちは分かる

  • でも行政批判や願望を突きつけるだけじゃうまく動かない

で、以前からずっと変わっていない。クラブ側だけじゃなく行政側にだって事情はあるわけで、両者の事情を把握した上でうまいやり方を考える、というのが今必要な作業ではなかろうかと。

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【旧市民球場跡地】プロサッカーと広場イベントの両立

旧市民球場跡地にプロ仕様のサッカースタジアムを建てようとする場合、クリアしなければいけないのが標記のポイント。

広島市が発表した旧市民球場跡地でのイベント開催実績[archive]。公園使用料ゼロとはいえ、付帯施設が整っていない状態で大型イベント中心なのに年50日開催できるのはそれなりに大きい。きちんと付帯施設を整えれば使用料を多少(国有地地代(51円/平方メートル・日程度)+光熱費実費)とってもそれなりに稼働率は確保できるんじゃないだろうか。広場の一部のみ利用可能、というふうにすれば小規模イベントもやりやすくなるだろうし。

で、これにプロサッカーをはじめとするスポーツイベントの動員を加算できると万々歳、ということになるけど標記のポイントがネックになる。

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跡地にサッカースタジアムを実現するためには

「宇品vs跡地」ではなく「跡地vs建たない」

中国新聞によれば[archive]、市長・知事・商工会議所の三者会談で「サッカースタジアムは宇品みなと公園が優位」としつつ、宇品にも交通面での難があるため判断は先送りにしたとのこと。

これは額面どおり受け取るべきじゃない。前市長時代から市は「むしろ排除したいものをプッシュして批判を集め、取り下げる口実を確保する」というやり方を得意としている。実際問題として、宇品にサッカースタジアムを作るメリットは(市にとっても)低い。3万人級なのでコストはかかるし公共交通も弱いから集客性も低い。また、周囲の商業施設の集積も高いとはいえない。郊外型なら、まだ(マリーナホップのある)西飛行場跡地の方が有益だ。

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広島市長選2015を考える

もう明日が投票日なのでとりあえず書いておこう。私は広島市民じゃないけど、投票するとしたら消去法で松井氏。

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長崎のスタジアム計画はかなり厳しい、という話

長崎では有志が都心近くの茂里町にスタジアムを提案しているのだが、その内容を見るかぎりかなり厳しいだろう。

スタジアム提案のサイトである『「(仮)茂里町スタジアム」プロジェクト[archive]の「プロジェクトについて[archive]というページには「敷地面積は約16000㎡。千葉県のフクダ電子アリーナと同じ広さです。収容観客席数は20000人と考えています」という記載がある。

うん、敷地面積と建築面積を取り違えている。16000平方メートルっていうのはフィールド部分を含まない建築面積なんで、フクアリを作るために必要な敷地面積はこれにフィールド分約10000平方メートルを加算した26000平方メートルくらい。つまり10000平方メートル足りない。また、「建設予定地について[archive]というページにある情報からは川沿いにスタジアムを建てることになっている。スタジアムは中部下水処理場の跡地に作ることになっているが、Googleマップとか見ると、川沿いには「茂里町クリーンセンター」や「長崎市動物管理センター」といった下水処理場以外の建物があるんだけど大丈夫だろうか。

てことで調べてみた。ソースは長崎市議会の会議録

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まちづくりから見た市民球場跡地開発

まちづくりから跡地に建てるべきものを考えるという無謀に挑戦してみる。

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跡地スタジアム案を再考してみた

(12/23追記: 少し図を修正しました)

今年の3月に考えた案を今一度見直してみる。考えたのは以下の点。

  • フィールドのサイズはJFAのスタジアム標準の推奨値やラグビーを考慮して130x85mとした

  • 屋根分のマージンが4mというのはちょっと小さいのでメイン・バックのスタンド高さを20mに落とした

  • 商工会議所の建て直しを考えたい

てことでできたのが以下の図。断面図はこちら

/img/blog/atochi-stadium20141221.jpg

(続きあり)


南長野運動公園球技場の補助金について

以前、J3長野パルセイロの本拠地である南長野運動公園球技場に補助金38億がついたという記事を書いたのだが、本当に38億おりたのか気になったので調べてみた。

小泉一真市議によれば、スタジアム改修を盛り込んだ社会資本整備総合計画書を2012年8月29日に県?(窓口は関東地方整備局だと思うのだが…)に提出したとのこと。この計画書の最新(2014年7月30日版)のものが長野市のサイトにある(リンク切れ URL: https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/70965.pdf)。確かに南長野運動公園球技場の整備費として76億円が計上されており、この半額が交付金として支給されるなら38億ということになる。スタジアム改修の整備期間は平成24~26年度。

また、この整備計画は「長野中心市街地の活性化及び拠点整備」という名称から分かる通りスタジアムだけでなく他のプロジェクトを併合したものとなっており、平成24~28年度の5年度にまたがって計260億円近い額を使用するものとなっている。

前述の通り、申請したのは2012年中なので、交付金が交付されるのは平成24年度の補正予算から、ということになると思う。

で、国交省のサイトで社会資本整備総合計画交付金の額を調べてみた。

(続きあり)



Note

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