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マツダスタジアムの使用料を整理してみる

きっかけは2ch国内サッカー板の「サンフレッチェ広島のスタジアム問題8↑↑↑

968 :U-名無しさん@実況はサッカーch:2013/07/12(金) 21:54:22.31 ID:VV0DsZVM0

>>961 >広島球団は球場使用料として現市民球場に年間5億6000万円を支払っているが、これが新球場では1900万円増額された5億7900万円となる

>また当初の球場本体建設費90億円とは別に、広島球団はプロ野球興行に必要とされる設備(プロ専用のロッカールーム、スポーツバー、球場建物内の球団事務所、等)の建設費として22億円を追加負担

969 :U-名無しさん@実況はサッカーch:2013/07/12(金) 22:06:17.70 ID:imFpgI6s0

>>968

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1284367151084/activesqr/common/other/516e020e005.pdf

2億6千万円だよ。

>また当初の球場本体建設費90億円とは別に、広島球団はプロ野球興行に必要とされる設備(プロ専用のロッカールーム、スポーツバー、球場建物内の球団事務所、等)の建設費として22億円を追加負担

こちらは当たり前じゃないか

マツダスタジアムの使用料は間に入っている指定管理者がカープ自身なのでちと複雑になっている。

(続きあり)


「ビッグアーチの屋根掛け用の積立金がマツダスタジアムの土地代に流用された」という都市伝説

ブログ「とある事務屋の備忘録」さんのところでも以前語られていたが(リンク切れ URL: http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshige1717/44453288.html)、「ビッグアーチの屋根掛け用の積立金がマツダスタジアムの土地代に流用された」という事実は無いだろうと推定される。

以下、ソースを出しつつ説明。

(続きあり)


カープが払うテナント料について

カープに関する著作でも知られる堀治喜氏によるブログ、マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?より

「マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?」

その秘密(でもなんでもないか)のひとつ。

広島市の球場管理運営による収入、つまりマツダ商店からの使用料収入は4億9810万円。そして支出が4億8199万円で、1611万円の黒字となっております。

しかしその支出は球場の維持管理運営のためのもので、つまりはマツダ商店からの賃料はマツダ商店の店舗の維持管理運営のために使われている。ひらべったくいうと、

「マツダ商店はほとんどテナント料を払っていない」も同然。というわけで…、これほど優遇されているというか甘やかされているプロ野球球団はほかにはないでしょう。

球場管理運営の主体は指定管理者であるカープ。でもって、Hiroshima-Kop氏が公開している(ソース元リンク切れ URL: http://hiroshima-kop.under.jp/wp/?p=1967)平成22年度の指定管理収支(リンク切れ URL: http://hiroshima-kop.under.jp/wp/wp-content/uploads/2011/06/mzs_h22_06.pdf)によれば、収入はカープ(の興業部門)等からの使用料。でもって、支出の半分以上が市への納付金。これが球場のイニシャルコスト分に回されている。カープからの支払いが2億程少ないが、たぶんこれは指定管理者を介さずに直接市に納付しているんじゃないか(例えば看板の広告収入の市取り分。広域公園も同じ方式)と推定。

(3/23追記) てことで、「『マツダ商店はほとんどテナント料を払っていない』も同然」ということはない(そもそも「約2億の維持費以外はヤード跡地の土地購入費とスタジアム建築費に当てる」ってのは計画時から公開されていたわけだけど)。ちなみに、平成21年度の指定管理者評価シート[archive]を見る限り、千葉ロッテは堀氏の想定するカープよりもさらに甘やかされている。


【マツダスタジアム】百条委員会の陳情についてちゃんと検証してみよう

10月13日に書いたものは断片的にしかツッコミを入れていないので、全面的に検証してみようと思う。なお、「3 基礎構造に重大な欠陥を持つ危険建物としての球場建設について」については、「とある事務屋の備忘録(リンク切れ URL: http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshige1717/archive/2012/10/13)」さんが検証しているのでそちらを見ていただければ。なお、「とある事務屋の備忘録」さんによれば、陳情は受理されなかったとのこと。

では、百条委員会の陳情(リンク切れ URL: http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1000000000002/1348647870737/index.html)について、以下にツッコミをいれてみる。

(続きあり)


マツダスタジアムのコンペ~建設について百条委員会の陳情が出ている模様

陳情第54号「新広島市民球場の設計コンペから建設工事、開業までについて、地方自治法第100条の調査委員会設置について」(リンク切れ URL: http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1000000000002/1348647870737/index.html)

まだこんなことやってるのか。陳情(つーか秋葉前市長に対する糾弾)の内容は、大体平野市議や田辺一球氏が今までにやってきた(ダメダメな)指摘+週刊ダイヤモンドのアレだ。週刊ダイヤモンドのアレについてはTwitter上での指摘も合わせてどうぞ。しかしこの手の糾弾が出る度に思うのだが、彼らはいつも「マツダスタジアムの原案を提案したのはカープ」っていう点を完全にスルーしているよね。

(続きあり)


広島新球場に関わったり関わらなかったりしたアメリカの人たちの今

ウェブブラウジングしていてたまたま見つけたブログ「ロサンゼルス ダウンタウン情報」(管理者のIsamu氏は以前NBBJ Sportsに所属していた人っぽい)の記事新デザイン for ダウンタウンNFLスタジアム。 LAで現在計画中の新NFLスタジアム。現在プロジェクトは2つあって、1つはダン・ミース氏が絡んでいるLA Stadium at Grand Crossing(仮)[archive]、もう一つはかつてミース氏と NBBJ等で同僚だったロン・タナー氏が絡んでいるFarmers Field(仮)[archive]

(続きあり)


ダン・ミース氏ネタがまだ有効とは

要するに「秋葉前市長が建築家のダン・ミース氏に利益供与するために不正工作(官製談合)を行なった」という話なんだけど、2007年の時点で「シロ」という結論がでた話だと思っていた。しかし今月旧市民球場ネタを探していたら、今年になってもこのネタが生きていることにびっくりした。例えば田辺一球氏のサイトの2011年3月31日付けのコラム [archive]。今年ですよ今年。

で、例によって平野博昭市議が2010年4月7日にネタにしていた[archive]。何でも、平野市議と同じ会派の児玉光禎市議が「検証・広島市民球場建設の経緯」なる本を出版し、さらに市議会で色々発言していたとのこと。こんな面白いネタを放置していたとは、私はヲチャ失格ですな。

(続きあり)


広島市長は松井一實氏に

広島市長選挙の結果、厚生省出身の松井一實氏が旧郵政省出身で副市長の豊田麻子氏を退けて市長となることが決まった。

今回の市長選、有力とされた候補4人のそれぞれが懸念事項を有しており、市長を任せるに足る、と自信を持っていえる候補はいなかった。あえて一人選ぶのであるが、条件付きではあるが松井氏、というのが選挙前の私の感想だった

(続きあり)


旧広島市民球場跡地に関する考察

概要

というわけで、旧市民球場跡地をどうすべきか、という話について。

流れをざっと説明すると、マツダスタジアム完成後、広島市は旧市民球場を解体して広場を作る、という方向で動いている。ただ、市議会や市民団体などから反対意見も多く、スムーズには進まない状態が続いていた。で、昨年市議会で秋葉市長の工作が炸裂し、不信感を残しつつも旧市民球場は廃止となり、バックネット裏と一塁側内野スタンドについては現在解体中。ただ、旧市民球場の跡地を実際にどうするのか、という点については、議会を通過するには至らず、おそらくは今年度中には解決しない。跡地問題は今年4月に行われる市長・市議会選挙の重要な争点となるだろう。

(続きあり)


広島市・秋葉市政を振り返る

以前も書いたように、私は広島市政ヲチャ(都市計画関連のみ)なわけなので、この約12年を振り返ってみたいと思う。

概要

結論を先にいってしまおう。(特に広島市民の人にとっては)意外に思われるかも知れないが、秋葉市政は極めて「オーソドックス」であったと思う。秋葉氏は、反対派の追求の中でうまく自説を通すために、ある意味卑怯ともいえるエキセントリックな戦術(本心ではどうでもよく、いつでも取り下げられるネタ(新球場の屋根掛けとか折鶴ホールとか)を持ち出してそっちに論争を誘導したりとか)を積極的に使ってくるタイプであるのだが、何だかんだ言って、最終的に決まった都市計画は「当然」というものがほとんどで、「これやっちゃダメ」なことはほとんどやっていない。

(続きあり)



Note

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