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前田尋之「ホビーパソコン興亡史」(オークラ出版)感想

ホビーパソコン興亡史(amazon.co.jp)

書店でたまたま見つけた本書。70年代末からWindows95の登場する前までのホビーパソコンの通史を、「95年以降にパソコンに触れた」人向けに解説した、とうコンセプトの書籍のようだ。

まず感じたのは「先を越された!」という悔しさ。僕自身FM-7→FM77AV40EX→FM TOWNSとこの時代を一ユーザとして過ごしてきたこともあり、自サイトでいつか書いてみたい、と常々思っていたテーマだからだ。

で、読んでみた感想。コンセプトが上記のように通史説明というものであるため、当時のユーザにとってはとりたてて目新しい情報は無かった。また、著者である前田氏はMZ-80B、X1、X68000と渡り歩き、X1では開発経験もある方のようだ(本書後書きや、前田氏のTwitterアカウントより)。その為、シャープ系ユーザ的な(或いはOh!MZ、Oh!X読者的な)視点からまとめられているように思える。FMユーザである自分にはその点が気になった。やや強引な解釈と思われる部分もあり、「ホビーパソコン通史」としては不完全では無いかと思う次第。

著者の前田氏自身、本書前書きにて「あくまでも著者個人の経験と見聞に基づいた内容であるため、別の視点・立場から見た場合、必ずしも真実ではない可能性もありうる。これについては、是非ご指摘いただければ幸いである」との見解を示している。この様な通史に関しては、いろいろな視点から議論していくことでより正確なものとなると考える。なので、当時のユーザとして気になった点を列挙してみようと思う。

(続きあり)


南長野運動公園球技場の補助金について

以前、J3長野パルセイロの本拠地である南長野運動公園球技場に補助金38億がついたという記事を書いたのだが、本当に38億おりたのか気になったので調べてみた。

小泉一真市議によれば、スタジアム改修を盛り込んだ社会資本整備総合計画書を2012年8月29日に県?(窓口は関東地方整備局だと思うのだが…)に提出したとのこと。この計画書の最新(2014年7月30日版)のものが長野市のサイトにある(リンク切れ URL: https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/70965.pdf)。確かに南長野運動公園球技場の整備費として76億円が計上されており、この半額が交付金として支給されるなら38億ということになる。スタジアム改修の整備期間は平成24~26年度。

また、この整備計画は「長野中心市街地の活性化及び拠点整備」という名称から分かる通りスタジアムだけでなく他のプロジェクトを併合したものとなっており、平成24~28年度の5年度にまたがって計260億円近い額を使用するものとなっている。

前述の通り、申請したのは2012年中なので、交付金が交付されるのは平成24年度の補正予算から、ということになると思う。

で、国交省のサイトで社会資本整備総合計画交付金の額を調べてみた。

(続きあり)



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