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ファミコン版ジョイボールの回路

Youtube動画『メーカーの公称値に全く届かない連射機能付きコントローラーたちの真相「ホリ電機の嘘つき!1秒間に40発なんて出来ないぞ!」』にて、ジョイボール[1]が秒間250射という超高速な連射速度を出していることが報告されている。この計測はファミコンのコントローラをUSB変換アダプタを介してPCにつなぎ、Shwatch++というソフトで測定した結果で、同作者の他のYoutube動画によればファミコン本体での計測ではぴったり秒間15射とのこと。

通常、連射機能は発振回路によって行うが、誤作動のリスクが大きいため秒間30射の数倍のオーダーで発振させているとは考えにくい[2]。ファミコンの場合、コントローラからのデータはシリアル送信で行われる。このため、コントローラ入力の読み取りを行う度に本体側からパルスを出力している 。このパルスをカウントして、2回パルスを受信する度にボタンのオンオフを切り替えるような仕組みになっていれば、ファミコン本体では秒間15射、PC接続においてはサンプリングレートに応じた連射速度になる。この推測が正しいかどうかを確認するため、実際にジョイボールを入手して確認した次第。

なお、ジョイボールには色違いのMSX版もあるが、こちらは(コントローラ側で本体がいつ読み取りを行っているかを判別できないため)おそらく発振回路で連射させているものと思われる。

(続きあり)



Note

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