ピースウイングへの道(3)サッカースタジアム推進プロジェクト

2003年にサンフレッチェ広島の呼びかけによって、広島にサッカー専用スタジアムを建てるためのプロジェクトが設立され、市・県・県サッカー協会・クラブ等の間で会議が開催された。この会議についてはリアルタイムでヲチしていたわけではないので、atwikiにまとめられている資料から気になったトピックを抜き出し、所感を述べるに留める。

2003年度

  • 5月1日の第1回定例会議では、現状の説明として「(アマチュアの)大会や講習会で比較的自由に使えるのは広域公園第1球技場くらいで、陸上競技場は日程の調整が難しい」とのコメント(おそらく県協会の人)。

  • 6月17日の第2回委員会議及び第6回ワーキングスタッフ会議では、候補地として「広島市民球場跡地」「広島大学跡地」「五日市地区」「広島スタジアム」「第1球技場」が挙げられた。この頃はカープの新球場がエンティアムに決まったところ。

  • 7月8日の03年第8回スタッフ会議では、「広島スタジアムは都市公園法の敷地面積上限を超えているので難しい」との指摘[1]。第1球技場改修については過去クラブから市に2回打診があったが、財政難を理由に断られている。

  • 8月7日の第11回ワーキングスタッフ会議では、第1球技場を15,000人級に改修した場合の費用見積もりが21億円であると報告された。本命のスタジアムへの繋ぎとしては高すぎるとの評価であり、工法を検討した上での再見積もりが提案された。

  • 9月11日の第13回ワーキングスタッフ会議では、仮設スタンドを第1球技場に設置した場合の見積もりとして、8.4億から12億程度と報告された。

  • 10月9日の第15回ワーキングスタッフ会議では、第1球技場改修案に対する市の懸念として「現在の147日の利用日数が大幅に減る可能性」が指摘された。また、広島スタジアムは毎日のように陸上で使用されているため改修は困難とのコメントも。

  • 2004年1月29日の第6回委員会議では、第1球技場改修案を取り下げ、五日市に一本化することになった[2]

2004年度

2005年度

2006年以降の流れ

所感

市民球場跡地での提案だがやはり敷地面積23,000~24,000平方メートルというのは厳しい[4]。2005年の第1回委員会議・第2回ワーキングスタッフ会議では建築面積16,400平方メートルで30,000人収容とのことだが、これはフクダ電子アリーナと同程度の面積でありさすがに無理がある。

会議自体は最初の2003年度が最も活発で、カープ新球場にも翻弄されながら尻すぼみとなっていったように見える。

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