新球場の費用負担が決定
- 公開日: 2007/05/26(土) 06:48[JST]
かあぷ屋さん本舗さんの所より。鯉魂さんのコメントが興味深い。
今日の中国新聞の29面に、下水道国庫負担金3億が充当されたことや、球場収入の見直しが行われた結果、地元負担金は安くなるだろう、と書かれていましたので、おそらくその成果だと思います。
10億の上乗せについては、
カープの年間使用料金が1900万円上乗せされたこと
その他の収入の見直し
・・・・等々みたいですね
これから推察すると、以下のようなことがあった模様
雨水貯留池の土地取得費用の名目で3億の補助金がついた。
↑は半額分の補助で、残り半額を球場使用料から充当するのは筋が通らないので、これは市が負担した。
従って、球場使用料のうち、球場に回せる分が6億増えた
これでもまだ4億足りないので、球場使用料を1900万増額して足りない分を補った
「球場使用料」というのは、「年利2.5%の市債を発行してその返済を球場使用料で支払う」というものですが、その場合、大体「年間返済額×21」が原本の額となります。年間1900万ならほぼ4億となり、つじつまがあいますね。
これで、90億の目処はつき、次は「補正予算を議会で通す」という段階に入ります。建設委員会の議長は元新政クラブ(現自由民主党新政クラブ)の谷口修氏ですが、氏のブログ(リンク切れ URL: http://taniguchi-osamu.com/blog/diary.cgi?no=154)を見る限りでは「不満はあるが、この段階に入った以上、前向きに検討する」という方針のようです。
疲れ様です。
25日の中国新聞の記事を載せておきます。
>(球場使用料の)上乗せは現球場より快適で使いやすくなる新球場に見合う「使用者の負担増」と市側は説明する。
>そこには、市議会などからの厳しい視線も背景にある。
>球場を主に使うのはカープ
>新球場建設は一私企業に対する実質的な支援となる。ならばカープにも一定の建設資金の拠出を求めるべきだ・・・との声が市議の間で強まっていた。
>結果的に、カープが市に支払う額は、現球場に比べ、年1900万円の増額となる。
>一時的な巨額の拠出ではなく、毎年の負担増にならした形だ。
現使用料6億から1900万のアップならば、経営努力によりなんとかできる、と思いますし、またそうしてもらわないと困りますね。
結局はカープが新球場建設費を負担する形となった訳ですが、経緯を考えれば仕方ないですし、市の説明も一応筋が通っていますしね。
ともあれ、これで大きな一歩を踏み出すことができました。
あとは施工業者が何事も無く決まることを祈ります。
どうもです。
も読んでみたのですが、記事に間違いがあるように思えます。
によれば、土地取得費用は54.8億で、そのうち5.1億は雨水貯留池の土地取得費として計上。で、使用料6億で支払い可能な額は84億なので、球場建設費に回せる額は34.3億。あと、マスメディアやアマの使用料も高すぎるような気がします。
なんとなく、市の広報担当者か中国新聞のどっちかが断片的な情報から数字をでっちあげてしまったように見えます。(もっとも、公債の利息が変わったのかもしれませんが) 情報を整理し直したほうがよさそうです。
しかし、まだ雨水貯留池の計画を含めていなかったときの「26億」という数字をつかって、県や財界の出せる額を測っていたとするなら、この構図を書いた人は相当の策士ですな。
しかし、土地代も含めた80億強を事実上球団が負担する、ってのは市議の人は知らないんでしょうか