Q's NicolatterとSCIMAnthyとの比較

一通りSCIMAnthyを使ってみたので、Q's Nicolatterとの比較をしてみる。

Q's Nicolatter

長所

  • えせかんなを介してATOKXやVJE-Deltaなどの市販の変換エンジンが使える

  • 普通のXクライアントでインライン入力がそれらしくできる

短所

  • GTK2を使ったXクライアント(firefox等)でインライン入力ができない。

  • ビルドがかなり面倒。

  • 現状では、Plamo Linux・GentooLinux以外ではパッケージが配布されておらず、他のディストリビューションではソースファイルからコンパイルを行う必要がある。

  • FreeBSDだとWnnベースでコンパイルできない。

  • Cannaベースの環境ではキーバインドの設定が極めて複雑。

  • フォントの設定次第ではターミナルでうまく動作しない模様。(ターミナルごと落ちる)

SCIMAnthy

長所

  • GTK2やQt3を使ったXクライアントでOn the Spot入力ができる。

  • 大抵のことはGUIベースで設定できる。

  • コンパイルは比較的簡単。

短所

  • SCIM非対応のXクライアント(emacsなど)では未確定文字がカーソルの右下に表示される使用なので、ちと違和感がある。

  • FreeBSDのターミナルのいくつか(試してみた限りではrxvt, aterm, Konsole, mltermのscimモード, Eterm)ではうまく動かない。mltermのXIMモードやgnome-terminalでならうまく動く。

  • 今のところ、変換用の辞書に選択の余地がない。

  • 同時打鍵の判定がちと辛いかも。

総合的に判断すると、「GTK2なアプリケーションで長文を入力しないのならNicolatter、そうでないならSCIMAnthyの方がよい」ってとこかなぁ。LinuxだとMozilla-GTK1がまだ使えるし、Operaっていう手もある。あ、おちゅ〜しゃ(2chブラウザ)はどうにもならんか。じゃやっぱりSCIMAnthyで。

ま、今後はGTK1→2にどんどん置き換わっていくだろうし(FreeBSDではすでにMozilla-GTK1が淘汰された、FreeBSDのOperaはpluginが壊滅状態だし)。OpenOffice2.0はGTK2に対応した模様。

なお、SCIM対応アプリケーションではSCIMを、非対応アプリケーションではNicolatterをそれぞれ使い分けることも可能。ただし、その場合は、キーバインドと辞書の異なる二つの入力メソッドを使い分けることになるが。

私は基本的に「できればFreeBSDを使っていきたい」という人なので、SCIMAnthyでいこうと思っている。さよならVJE-Delta。VACSもパッケージソフトから撤退するようだ[archive]

私の場合、それなりに長い文章を入力する可能性があるのはWebブラウザ(MozillaかFireFox)とメーラ(いま使っているのはGTK1版Sylpheed)、emacsと、あとおちゅ〜しゃ(2chブラウザ)くらい。vimやw3mでも日本語を打つことはあるけど、そんなに長い文章は入力しない。

なんで、常用のターミナルをrxvtからmlterm(XIM)に変更の上、vimやw3mについては妥協。メーラはSylpheedのGTK2版に変更。emacsについては、私家版egg-anthy[archive]とTamago4とomeletの組合せでいけそうな気がする。これで同時打鍵の判定をもうちょっと甘くしてもらえれば私的には万々歳。

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