2002年11月の日記
- 公開日: 2002/11/24(日) 12:00[JST]
- 更新日: 2019/10/22(火) 12:03[JST]
(2019/10/22追記: まだブログになる前の日記です)
2002年11月03日(日)
ThinkPad i1124に5.0-current
ここしばらくVine Linux(2.0+VineSeed+TestPkg)を入れていたThinkPad i1124にFreeBSD4.7を入れようとしていたんだけど、どーしてもスリープ復帰後にEtherCard(ed1)が /kernel : ed1 : device timeout とか吐いて動かなくなる現象を回避できなかった。PCカードコントローラがスリープ復帰後にうまく動かなくなるようだ。(PCカードを差さずにスリープ→復帰してもed1が効かなくなる)
て、ことでFreeBSD-current導入。手順は以下の通り。
とりあえず4.7-RELEASEをインストール。
このsupfile(2019/10/22追記: とっくにリンク切れ。URLは ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/FreeBSD-current/src/share/examples/cvsup/standard-supfile だった) を使ってソースツリーをcurrentにする。
/usr/src/UPDATING の下の方にあるアップグレード手順を読んでmake world( STABLEを作るときと若干手順が違うので注意。僕はここでハマった。)
で、今make installworld中。結果報告はまた後で。
currentの続き
とりあえず現状報告。
acpiconfコマンドを使ったサスペンドとFnボタン押しによる復帰は成功。
サスペンドからの復帰後、ed1は使えないが、ifconfigでIPアドレスを再設定してやればOK(万歳)。あと、デフォルトゲートウェイの再設定も必要(route add default 192.168.xxx.xxx)。mousedも動かなくなっていたので、 killall -HUP moused 。
蓋閉めやFn+F4での挙動は変だが、たぶん ここの設定例を参考に /etc/sysctl.conf を設定してやれば何とかなりそう。
cardbusなethercardは動かず。ADMTekのtulip互換チップなんでドライバ的には問題なさそうなんだけど。「知らないカードが刺さったよ」みたいなメッセージを吐いているので、どこかのconfファイルをいじれば動きそうな気も。
ここのsupfileでportsをこれからupdateしよう。
2002年11月09日(土)
currentその後
とりあえずは、一通り動いています。現在の問題は、
XFree86 4.2が動かない。ログを見ると、アクセラレータ(SMI Lynx4EM+)のBIOSがどーたらこーたら。ちなみに4.7-ReleaseのpkgやNetBSD1.6のXFree86 4.2も同様の現象。Vine2.0を消して最初に入れた4.7-STABLE(ports)のときは立ち上がったんだけど。 挙動が変になる直前に試しに入れていたVine Linux 2.5がアヤシイ。ここのXFree86 4.2かカーネルドライバがBIOSの設定をいじってうにゃうにゃ、という感じがする。 (11/17追記:←の強調箇所はウソ。単に僕のXF86Configの書き方が悪かっただけ。ごめんなさい)で、動画がスムーズに再生されないのには目をつぶって、XFree86 3.3.6を入れることに。
Linuxエミュレータのロケールが効かない。要するに、linux-mozillaでXIMが使えない。
linux-netscapeが起動しない。FreeBSDのNetscape4はインストール不可。バッテリー動作時にMozillaなんか重すぎて使えないし、うーん、Galeonかw3mかな?
今のところ、スリープはターミナルから行うほかはなさそう。いや、sleepはふた閉めで移行できるんだけど、ターミナルが起動していないと、復帰時にmousedをkill -HUPできないので。
2002年11月10日(日)
ThinkPad i1124-93J current環境構築記録1(dockappsとbbtools)
まずはぺージャがないと話にならん、ということでbbpagerをportsからインストール。成功。これと「ツールバーを常に最前面に」を併用すれば、ブラウザ最大化型ブラクラを踏んでもOK(ツールバーでワークスペース移動→bbpagerで問題のウインドウを移動→問題のウインドウのあるワークスペースに戻ってウインドウをリサイズ)。
一方、bbapmはmake失敗。i1124-93Jは画面が小さいので、できればあまりdockappsは使いたくないんだけど、まあいいか。ミキサもあると便利だし。と、いうことで、
wmapmload
wmcpuload
Mixer.app
をインストール。apmdは動かしてないんだけど、wmapmloadはそれっぽい数字を出している。FreeBSDのACPIサポートってapmdとうまく上位互換になるようになっているのかな?
(2019/10/22追記)当時はblackboxというウィンドウマネージャ(wm)を使っていた。bbpagerはこのwm用のページャ(表示されていないものも含め仮想デスクトップのウインドウの状態を表示すると共に切り替えを行うソフト。(debianのスクリーンショットも参照)。bbapmはバッテリーの状態を表示するソフト。
dockappsというのは、WindowMakerというNeXT風のwm向けの64x64ピクセルのアプレットのことで、blackboxにはこのdockappsを収納するslitという機能を持っている。なお、現在自分はFluxboxというblackboxからフォークしたwmを使っている。(追記ここまで)
ThinkPad i1124-93J current環境構築記録2(グラフィックとマルチメディア系)
GIMP -OK
ElectricEyes -OK
ImageMagick -make失敗
ghostview -make不可(セキュリティまわりで)
AcrobatReader -make失敗
MPlayer -OK
RealPlayer8 -make成功も起動後coredump
XMMS -OK
てなわけでGIMPのインストールに成功したので スクリーンショット(PNG,235kBほど)公開。
ううむ、AcrobatReaderとghostviewとKDEが駄目なので、pdfが読めないということか。残念。
MPlayerが動くのは大きい。MPEG,MPEG4,Real,wmvに対応していてストリーミングもできるし、等倍なら再生状態もまあまあだし。ただし、ストリーミングとかを再生するときに、HTMLファイルからストリーミングのURLを抜き出さなきゃならないのがちと面倒だが。逆にRealPlayerが無いのは痛い。MPlayerはまだram形式には対応していないっぽいので。RCCインターネットナイターとかは聴けないのか....
(2019/10/22追記)MPlayerはWindowsのコーデックを使用することで多数の形式の動画ファイルを再生できるようにしたソフト。Youtubeが台頭してflash videoさらにはHTML5でいいじゃん、となる前は割と必須のソフトだった。(追記ここまで)
2002年11月11日(月)
nvidia driver beta for freebsd
うちのメイン作業用PCはGeForce3Ti500だったりするので、試してみたい。いや、描画速度はどうでもいいんだけど、DVIが使えるかどうか。
今は、脳にアルコールがいっちゃってるのでドライバ導入は自粛。とりあえずxengineの値は2900台。
(2019/10/22追記)その後X.orgがLinux寄りになっていって、FreeBSDだとintelやATi/AMD用の標準ドライバが中々対応しないという状況になり、FreeBSDでX11は実質nvidia一択という状況になりつつある。(追記終わり)
2002年11月12日(火)
その後のNVIDIA DRIVER
とりあえず、入れてみました。
無事、懸念のDVI出力が出来るようになりました(きゃっほう)
xengineの結果は4900前後です。すごいねこりゃ。
うーん、言葉が思いつかない。とにかくNVIDIAさんには、感謝、感謝。
2002年11月15日(金)
FreeBSD:セキュリティ勧告
ひさびさにドカドカ出ていますな。(2019/10/22追記: FreeBSD-SA-02:40.kadmind、FreeBSD-SA-02:42.resolv、FreeBSD-SA-02:41.smrsh <https://security.freebsd.org/advisories/FreeBSD-SA-02:41.smrsh.asc>の3つ)
サーバが4.7-RCだったので昨夜make world。
2002年11月16日(土)
こんどはBINDですか
さすがにmake worldはめんどっちいのでBIND部分のパッチ当てで対応。
(20:50追記) のつもりだったけど、前回STABLE化の際にcvsupに失敗している可能性があるので(最近cvsup4.jp.FreeBSD.orgって良く落ちてない?)、やっぱりmake worldしました。
(2019/10/22追記)bindはセキュリティ周りの問題が多くしょっちゅうセキュリティパッチをあてなければならないので、今ではFreeBSDの標準配布物から外され、別パッケージになりました。そのあおりでnslookupなんかもパッケージ(bind-tools)で別途いれなければならなくなりました。さらにchroot上で動かすことが推奨されています。(追記終わり)
ThinkPad i1124-93Jにcurrent - XFree86 4.2.1インストール
うーむ。XFree86 3.3.6で問題発生。X11起動時にnameserverにつながっていないと、コンソール巻き込んでハングするみたい。 モバイルで使えないじゃん。
また、以前の日記で書いている*BSDでXFree86 4.2が動かなかった件だけど、 Laptop-X を見直したら、XF86Configの書き方に問題があったことが判明。
- ::
- Section "Device"
- # Insert Clocks lines here if appropriate
#Option "pci_burst" #Option "fifo_conservative" #Option "fifo_moderate" #Option "fifo_aggressive" #Option "pci_retry" #Option "NoAccel" #Option "set_mclk" #Option "show_cache" #Option "HWCursor"
# HWCursor on では、カーソルが3重くらいになってしまうので、 # SWCursor を使います
Option "SWCursor" #Option "ShadowFB" #Option "Rotate" #Option "VideoKey" #Option "ByteSwap"
# full screen 表示にするためには BIOS を使った初期化では # うまくいきません
Option "UseBIOS" "off"
Identifier "LynxEM4+" Driver "siliconmotion"
# VideoRam 4096 # BusID "PCI:0:9:0" EndSection
UseBIOS設定しなきゃ行けなかったのね。ということで、make world。
2002年11月17日(日)
ディアス解雇って?
シェーン以降、ギャレット、ライトル、ロペス、ディアスと、活躍した外人のことごとくと年俸でもめて解雇していませんか?
団野村に浚われたチェコとソリアーノはどうしようもないが、ってソリアーノは当時2軍で福地以下の成績しか残していませんが、それにしても マーティー・キーナートは外人選手に対するコラムだとちとバイアスかかりすぎではないのか? 僕は'97年に由宇でソリアーノの出場試合(サードで先発)を見ているけど、当時のソリアーノはまだ体重70キロそこそこのやせっぽちの選手だったし、センスの良さは見え隠れしていたものの、実力はまだ2軍の下位打線レベル。アメリカでならせいぜいAAクラスの選手の年俸として20万ドルを要求する、ってのはどう見てもキチガイ沙汰だと思うのだが。しかしそんなソリアーノに310万ドルも出したヤンキースは金が余っているというか、団野村の売り込みがすごかったのか、それは分からないけど、こっちの方がツッコミどころだと思うけど.... ま、もともとはJapan Times掲載みたいなので、読者層に合わせて、MLBヨイショ記事に仕立て上げているのかもしれないが。
話を広島に戻そう。しかし、去年のクリーンアップがまとめて退団とは、来期のカープは相当苦しいと言わざるを得ない。とっとと買収されちまえ、と言いたいところだが、買収されたらされたで新オーナーは真っ先に移転を考えるよなぁ。出資するなら出資するで、出資額が少なくて済む(=客が入ってより多くの収入が見込める)に越したことはないわけで。広島って交通の便の悪いところに市中心部があるから、郊外に住宅地が出来にくいんだよね。まったくこの町のお偉いさんと来たら、シャレオとかメッセコンベンションとかの「痛みを伴わないけどジリ貧状態を維持するのが精一杯のプロジェクト」はガンガン通すくせに、根本的な解決になりうる「広島駅前再開発」には足を引っ張り続けているよなぁ。彼らが紙屋町-八丁堀ラインに利権を持っているのは分かるんだけど、「紙屋町-八丁堀ラインに固執し続けること」こそが広島の今のジリ貧状態を作り出しているような気がするんだけど。都市の拡大に伴って旧市街の役割が変わっていくのは当然の流れだし、「旧市街地のスラム化を防ぐためのソフトランディング」を如何にうまくやるか、ってことこそ行政や財界のオエライさんがたが取り組まなきゃ行けないことだとは思うけど。....と、愚痴を言っていたら切りがないのでこの辺で。
うーん、マードックあたりが提携を持ちかけてくれんかのう、 「とてつもない金額」でパリーグ放映権購入に動いていたこともあるわけだし、 セリーグのカープならもっと価値がありまっせ。年間35億くらいでどうでしょーか。ちなみに現在のカープの放映権収入は巨人戦1億×14試合+RCC1000万×66試合+その他(阪神戦のNHK中継とか)で22-3億円/年、+10億円/年なら他球団並みに人件費に金を注ぎ込めると思う。
(2019/10/22追記)今となっては笑い話。その後BSデジタルやCSチューナーがテレビに内蔵され契約だけでスポーツチャンネルを見ることができるようになり、巨人ファン以外が贔屓チームの試合展開を知るためにしょうがなく巨人戦を見る必要がなくなったこともあり巨人戦の視聴率は低下し地上波で放送する回数も激減。年間35億など到底見込めなくなった。なおこの当時自分はテレビを持っていなかった。(追記終わり)
Kondara解散
今頃になって何をいまさら、とツッコミが入りそうな気もしますが、 Kondaraって7月に解散していたんですね。 ここ1年FreeBSDに傾倒していたんで気付きませんでした。
うーん、その昔(といっても2年程前)、メイン作業環境をWindows NTからLinuxに移行したとき、HTML作成ではKondaraProjectの成果である(であってるよね?他のディストリビューションには収録されてなかったし)MGEditでHTML書いてました。当時は(って今もたいして変わっていないが)、EMACSと、(未だにβ版のまま開発が止まっているように見える) XZ Editor と、このMGEditくらいしか、iso-2022-jp[1]が通るスクリーンエディタが無かったと記憶している。で、当時の僕はEMACSを敬遠していて、XZはちょっと肌に合わない(HTML入力支援がかえって邪魔だった)、ということでMGEditを使っていた。ディストリビューションはTurboやVineだったりするのだけど(苦笑)
実際のところ、一時ThinkPad i1124に入れようかとも思っていたんだ。その時はVineはまだ2.1.5(XFree863.3.6ベース)で、一方RedHatやTurboなんかはgcc2.96で、使いたいと思っていたdockappsなんかが軒並みコンパイルさえ不可、という状態だった。でもXFree86は4.1.0以降を使いたくて....ということになると、XFree864.1.0+gcc2.95のKondaraはかなりポイントが高い。しかし、ネットワークインストールが出来なくて断念。そうこうしているうちにADSLと契約して、Vine2.1.0+VinePlus+VineSeed+VineSeedPlus+TestPkgで行くことになったのでした。
ま、今後は Momonga Linuxに引き継がれるようなので、現Kondaraユーザさんは一安心、なのかな?
XFree86の起動エラーについて
XFree86 4.2.1でも、コンソールごと固まることはないにせよ、LAN内のDNSにアクセスできない状態だと、やっぱりX11が起動しない。いろいろ調べたところでは、どーも、 ~/.Xauthority にドメインネームで自ホストが指定されているのが原因で、DNSにつなげないとそこで固まってしまう模様。てことで、 /etc/hosts に自ホスト(localhostじゃないほう)とそのIPアドレスを登録すればOKみたい。
2002年11月19日(火)
Amazon.deでパイソン総ざらい計画
(palinでDVD検索)うーむ、魅力的だ。
日本とリージョンコードが同じな「ジャバウォッキー」のDVDって、ドイツ版しかないんだよねぇ。UKからの輸入で「リッピングヤーン」や「バンデッドQ(TIME BANDITS)」も買えるんだよなぁ。でもドイツ語良くわからん。はてさてどうしたものか.... あ、"You've got Mail"にペイリン出てるの?
2002年11月23日(土)
FreeBSD5.0DP2登場
....してたんだ。
announce-jp ML に入会しよう。
「エリック・ザ・バイキング」拝聴
全体としては、クセの少ないファンタジー、ってとこですね。同じファンタジーでもテリーGの「バンデッドQ」や「バロン」ほど屈折していない(笑)。テリーGはその屈折っぷりがいいんだけどね。
それにしても、うわさ通り関根勤は怪演だった。日本語しか喋ってないし。
ジョンは悪役だったけど、こっちは今一暴れきっていないような。
2002年11月24日(日)
BIND patch for Mac OS X
ええと、
まあ、以前紹介したBINDがらみのセキュリティホールのOS X版パッチなわけですが、 パッチ対象はJaguarだけですか? Jaguarへの無償(もしくは低価格の)アップデート版を用意していない以上、旧OSにもセキュリティパッチを用意するのが筋だと思うのですが。 まあ、10.1.5用のパッチは準備中なのかもしれませんが、もしこんなに早く10.1.5を見捨てるようなことをすれば、その時点でAppleは MSをはるかに上回る糞会社であると認定されます。僕の中では。
なんだかんだ言ってもMSは出てから4年は補償範囲内ですから。(OS Xの最初のバージョンから数えても)わずか2年半で補償外になるなんて、商用UNIXベンダとしては論外ではないかな?
(2019/10/22追記)Appleのサポート(のwebアーカイブ)見てみましたが10.1系へのアップデートはでてないみたいですね。当時こんな日記を書いていたのは、MSばかりが叩かれているけど、叩いている人が持ちあげてるMacもまずくね?と思っていたからです。FreeBSDだってセキュリティパッチは山ほどでてますしね。(追記終わり)
sambaにセキュリティホール
FreeBSD announce-jp MLより。FreeBSDユーザなら、sambaをja-sambaに置き換えるのが一番手っ取り早いかな?