平野市議のサイト更新(3)つづき
- 公開日: 2006/11/19(日) 18:40[JST]
- 更新日: 2022/03/30(水) 19:57[JST]
追加されています。しかも、前回のコンペで失格になった環境デザイン研究所案のイメージ付きです。(非公開の図を公表したことの是非はここでは問いません。が、ありがたく保存させていただきました)
平野氏のコラムの内容は読んでいただければ分かると思います。この件において、環境デザイン研究所案の採用に問題があるかどうかは、次の二点が論点になると思います。
環境デザイン研究所案に鹿島の影響はどの程度あるのか。
コンペにおいて、特定の案を採用させるべく何らかの圧力が市からあったといえるのか。
まず、1についてですが、前回のコンペにおいては、環境デザイン研究所は、鹿島、日建設計とJVを組んでいました。上記の資料によれば、設計者はあくまで環境デザイン研究所と日建設計であり、鹿島は施工担当です。また、環境デザイン研究所だけでなく、日建設計をいれていることからみても、鹿島が設計に与えた影響は小さいのではないかとおもいます。
しかし、なぜ平野氏はわざわざ(守秘義務違反覚悟で)失格案の図をだしたのだろうか。前回のコンペにも環境デザイン研究所が総括代表者として登録されているんだから、似てても別に不思議でもないし、問題でもないと思うのだが。
つづいて、2について。環境デザイン案をカープがプッシュしていたのは間違いないでしょう。鹿島とはエンティアム以来のつきあいだし、コンペ採用案は2005年3月の時点でカープが提案していた球場案をベースにしていることはほぼ間違いないでしょうから。つまり、環境デザイン研究所案は、カープの希望を相当なレベルで満たしていることになるわけです。
しかし、市が環境デザイン案を採用させるべく圧力を掛けた、と はいえないような気がします。なぜなら、もし環境デザイン研究所案を採用させたいのなら、前回のコンペでは「採用案なし」とするか、或は談合発覚の時点でコンペ自体を中止するはずだからです。しかし、前回のコンペの時に市がとった姿勢は、一案しか無いにも関らず、周囲の反対を押しきってコンペ強行、竹中案を一度は選択、というものです。平野市議自身、「貨物ヤード跡地における2度にわたる失態をさらさないためにも、予算特別委員会で「1企業体のみではコンペにならない」との再三にわたる批判も退け、1年後の市長選を控え、何としてもこのコンペを成立させたいのだと思います」とコメントしています。無論、その後市の姿勢が急転した、という可能性も無くはありませんが、前回のコンペの状況から判断する限り、あえて市が環境デザイン研究所案を強要する根拠は無いように思います。
全開コンペの失格案を見て気づいたんだが、スロープって根元で分岐していて、バックネット裏に向かうサブスロープがあるのか。採用案の絵だとちょうど屋根に隠れていて見えないのだが、良く見るとスロープのシマシマが透けて見えるので、採用案にもサブスロープはあるのでしょう。
ま、上客である年間指定のお客さんに遠回りさせるわけにもいかないだろうし、つけて当然といえば当然か。
毎度、おつかれさまです。興味深く読ませていただきました。
平野氏のコメント読みましたが、
>そもそも前回の事業コンペ応募企業はスーパーゼネコンがほとんどであったはずです。
>スーパーゼネコンのプライドは何処にいったのでしょうか
この文脈から判断するに、どうも前回のコンペの設計主が鹿島であることが前提で話をしているように見受けられますね。
その辺りがktj氏と決定的に認識が違うと思いました。
まあ平野氏も、過去に言った発言の責任も取らずに言いっぱなしで、
また次の超論理を持ってくるのは、いい加減やめて欲しいですね。