アスリートマガジン2007年五月号

巻末の田辺一球氏のコラムが熱い。

例によって平野市議のコラム[archive]の引用が多い。正直なところ、平野市議のコラムを持ち上げるのはどうかと思う。だって、市議のコラム、矛盾だらけで読めば読む程「市議や田辺氏の方が変」つー結論になるじゃないですか。

それと、

インターネットは、時には既存のマスメディア以上の力を発揮する。「あるある」問題で信頼を失った放送メディアや、発行部数・広告収入とも頭打ちで、収入源に記事内容を左右される新聞メディアができないことを実践する。

(中略)

同じことが新球場問題でも起こるのではあるまいか?

いや、もう起こってます。矛先は平野氏を始めとする方たちに向かっていますがね。インターネット(特に2ちゃんねるみたいな匿名掲示板)のいい所(又は恐い所)って、

  • 「専門知識を持っていたけど今までメディアに出てこれなかった」人がばしばし意見を主張できるようになった。

  • ぐぐれば参考になる資料を引っ張ってこれる(広島市に限らず各国の公共機関、統計資料とかをがんがん公開しているしね)。

  • その結果、メディア側が恣意的に情報を公開して世論を望む方向に持っていく、ということが出来なくなった。

ということなわけです。こういっちゃ何だが、平野市議や田辺氏のやってることって「旧来のメディア」がやってきた手法そのものでしょう。でもって、そのやり方は、今では通用するどころか逆効果にしかなっていない。そういうことに、田辺氏は気づいている、とは思うんですがね… (でなきゃブログ続けてるだろうし)

ひょっとして、「PC使っていない層相手ならまだ通用する」と考えていらっしゃるのでしょうか。

余談その1。秋葉市長は1970年にMITにいたので、最初期のインターネット(まだArpanetと呼ばれてた頃)をたぶん体験しています。この世代、マジでネット上の議論上手いですよ。80年代から、NetNEWS で罵り合いやって(それも欧米のDr.持ち同士で)たわけですから。私も含め、キャリア10年程度じゃ敵いません。

余談その2。アスリートマガジン携帯サイトの田辺氏のコラムのおたより紹介コーナーがGoogleのキャッシュに残ってた 。(リンク切れ URL: http://www.google.co.jp/search?q=+site:www.sanfield.jp+%E7%94%B0%E8%BE%BA%E4%B8%80%E7%90%83&hl=ja&lr=&client=firefox-a&rls=org.mozilla:en-US:official&start=10&sa=N7)

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