FreeBSD 5.3-Releaseを入れてみた

ふと思い立って、常用しているデスクトップ機のFreeBSD 5.2.1R-p*をFreeBSD-5.3-p2に入れ替えてみた。それまでの環境のXFree86-4.3.99やらが気にくわなかったのでクリーンインストールを試みる。同時にノート機もmake worldで5.3R-p2にあげる。以下、設定項目を記す。(2005/12/19:追記あり)

5.2.1→5.3は設定項目が大幅に変わっていた。また、 make.conf 中の CXXFLAGS をコメントアウトしておかないとmake world時にエラーが出る。新しいユーザがいくつか追加されていてmergemasterがめんどくさいので、特に理由がなければクリーンインストールすべきだろう。

サウンド周りの設定が変わった。今まではカーネルのコンフィグファイルに

device     pcm

と書いておけば大抵は済んだわけだが、今後はデバイスの種類をある程度きちんと指定する必要がある。カーネルにドライバを組み込むよりは、 /boot/loader.conf で設定して、起動後にドライバを読み込ませた方がよいようだ。まず、

pciconf -lv

を実行して、音源の種類を特定しておく。そして、 /boot/default/loader.conf を読んで、その音源に対応する設定項目を調べる。僕の場合は、音源がVIA VT8233系だったので、 soubd_load="YES" と、 snd_via8233_load="YES"/boot/loader.conf に追加する必要がある。

なぜか最初のインストール時に追加したはずのユーザとrootパスワードが設定されていない。職場に入れた4.10Rも同様だった。

いつのまにかGTK1ベースのMozillaをビルドできなくなっていた。取り合えずLinux-Mozillaを入れる。flashplugin7が使えるのはメリットだが、pluggerやmplayer-pluginが動くかどうかが心配。

(2004/12/19追記)やっぱりpluggerが動かないので、mozillaに戻す。今度はgtk1ベースでビルドできた。古いlibartsのソースが /usr/ports/distfiles/ に入りっぱなしだったのがまずかった模様。しかし今度はmplayer-pluginで引っかかる。いくつか試行錯誤を繰り返した結果、以下のようなことがわかった。

  1. mplayer-pluginは依存性チェックの際に /usr/X11R6/libdata/pkgconfig/mozilla-plugin.pc の有無をチェックしており、なければwww/mozillaを再度インストールしようとする。

  2. www/mozillaは WITH_GTK1=yes オプションでビルドすると、 /usr/X11R6/libdata/pkgconfig/mozilla-plugin.pc の代わりに mozilla-plugin-gtk1.pc をインストールする。

  3. mplayer-pluginのソース自身も /usr/X11R6/libdata/pkgconfig/mozilla-plugin.pc が無いとコンパイルエラーを吐く。

と、いうことで、mplayer-pluginを入れようとするとmozillaがgtk2ベースに置き代わってしまうようだ。対策として、 /usr/X11R6/libdata/pkgconfig/mozilla-plugin-gtk1.pc のシンボリックリンクとして /usr/X11R6/libdata/pkgconfig/mozilla-plugin.pc を作ってみた。とりあえずmplayer-pluginのインストールはできた模様。

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