Xubuntuをいれてみたが
- 公開日: 2011/02/03(木) 12:40[JST]
古いノートPCに、軽量ディストリとして知られるXubuntuを入れてみた。使用したマシンは2002年発売のMobile-Pentium4 1.8GHzなノートだが、動作はまずまず実用レベルで、起動も(それまでこのPCで使っていたFreeBSD-KDE環境と比べると)十分実用レベルだと思う。ただ、結構設定が分かり辛い。以下、つまった所をメモ代わりに記録しておく。
1. プロキシの設定
プロキシ必須の環境で利用する場合、あちこちのファイルをいじる必要が有るようだ。
コマンドプロンプト(wgetとか): /etc/environment を下記のように設定する。なお、いうまでもないことだが、xxxとかは、実際はプロキシサーバのIPアドレスとポート番号を入れる。(参考: progd)
HTTP_PROXY="http://xxx.xxx.xxx.xxx:xxxx/" HTTPS_PROXY="http://xxx.xxx.xxx.xxx:xxxx/" FTP_PROXY="http://xxx.xxx.xxx.xxx:xxxx/" http_proxy="http://xxx.xxx.xxx.xxx:xxxx/" https_proxy="http://xxx.xxx.xxx.xxx:xxxx/" ftp_proxy="http://xxx.xxx.xxx.xxx:xxxx/"
Firefox: 編集(E)→設定(N)→詳細→接続設定(E)でプロキシを手動設定
wget: /etc/wgetrcを編集。(参考: 田中法博ゼミナール(長野大学 企業情報学部))
コマンドラインのapt: 上記設定に加え、 /etc/apt.conf を下記のように設定する。(参考: Ubuntu日本語フォーラム(1))
Acquire { http::proxy "http://IPアドレス:ポート番号/" }
synaptics: 上記の設定に加え、設定(S)→設定(E)→ネットワークでプロキシを手動設定。ここまでやんないとソフトのインストールができないってどうよ。
2. アップデートマネージャの問題
標準では、「ダウンロード元」が「日本のサーバ」に設定されているが、これだと認証に失敗する。アップデートマネージャの左下の「設定」ボタンをクリックして、「Ubuntuのソフトウェア」タブの「ダウンロード元」を「その他」の中にある国内の適当なサーバ(jaistのサーバとか)に変更する。(参考: Ubuntu日本語フォーラム(2))
3. 日本語入力
まず、Xfceのスタートメニューからシステム→言語サポートを選択して、日本語関係のソフト(ibus-anthyとか)をインストール。次に、画面右上の[i]というアイコンをクリックして、設定(P)→インプットメソッドと進み、「インプットメソッドの選択」プルダウンメニューからAnthyを選択し、追加(A)ボタンで追加。これだけでも日本語入力はできるが、Anthy自体の設定がスマートにできないため、「一般」タブの「言語パネルの表示」プルダウンメニューを「アクティブなとき」か「常に表示する」に設定する。
Ubuntu系はエントリーユーザに優しいディストリを指向しているのだから、正直、このあたりはデフォルトで設定されているべきだと思うんだが。