【専スタ@広島】いろいろ配慮したスタジアム案を考えてみる

(1/30 ちょこちょこ修正)

/img/blog/atochi-stadium20130126_1.jpg /img/blog/atochi-stadium20130126_2.jpg

サッカー場としての基本的な性格

  • 跡地西側の建物はいじらない(お金がかかるから。青少年センター以外は民間施設だし)

  • スタジアムの東西には奥行き10m程度の待機エリアを設ける(街中にあるMLBの球場だと大体これくらい確保しているので)。結果として、スタジアムの基礎部分は南北160メートル、東西145メートルの範囲内に収めるようにする。

  • フィールドサイズは120x80メートル。JFAの推奨サイズ(125x85メートル)よりも一回り小さいが、必要とされているサイズ(115x78メートル)は満たしている。この大きさなら(高校はちと安全面から難しいが)社会人ラグビーも何とかできるはず(ヤマハスタジアムがこの位のサイズなので)。高校ラグビーは今県内に10チームくらいしかないので、県営ラグビー場だけでも良さそう。

  • ゴール裏の座席数を確保するために、スタンドを片持ちで5メートルほど外側にはみ出させている。5メートルにしたのはマツダスタジアムの片持ち部の奥行きが8メートルくらいだったから。ただ、スコアボードを片持ち部分に置くのはどうかと思ったので、北側のスタンドはスコアボード分(幅22メートル、奥行き3メートル、高さ6メートル。等々力と同程度を想定)へこませている。

  • メイン、バック、北側ゴール裏の高さは21メートルにして、屋根込みで25メートル以内に収めるようにしてみた。

  • 南側ゴール裏については後述の理由から意図的に傾斜を緩くしており、また、屋根も設けない。傾斜が緩く奥行きが小さいのでスタンド内に出入口を作ると非効率になってしまうので、ここだけは横通路を作ってその先にゲートに向かう階段を設ける

  • 北側ゴール裏スタンドについては全体的にかさ上げした上で、前縁についても片持ち支持にしてみた。ラグビー時のスペース確保が狙い。

  • 座席の間隔は前後80センチ、左右47センチ、縦通路は10メートルおきに1.5メートル幅。

座席数は以下の通り

  • メイン・バックスタンドは一層目が3050席ずつ、二層目が5740席ずつで、全部合わせると17580席。

  • 南側ゴール裏席が3500席

  • 北側ゴール裏席が3920席

  • 合計、ピッタリ25000席(ただ、屋根掛けの為の支柱や、メインスタンドに作る選手の出入り口何かで多少は減るはず。メインスタンド二階席は多少前に伸ばせる(1000席分くらい)のでそこで帳尻を合わせればいいか)

コンセプト1 様々な(主に小規模の)イベントに適したスタジアム

この立地に求められているのは賑わい創出なわけで、サンフレッチェだけだとやっぱり日数が足りない。なんで何か他のイベントをできるような設備、ってのが望まれる。でも求められるのは大規模イベントじゃない。大規模イベントは年に数回くらいしかできないし、そもそもそれなりにお金をかけられる大規模イベントなら跡地でやる必要性が低い(すぐそばにグリーンアリーナも中央公園(芝生広場)もあるので)。ここでやる意義があるのは、数をこなすことができる小規模イベントだろう、と思う。

で、お金をかけられない小規模イベントをうまく回していこうとすると、

  1. 使用料が安い

  2. 通りから何をやっているのかが見える

  3. いろんな設備がある

というのが大事かと。1と2を満たせるのは、跡地の南東に配置したイベント広場が良さそう。でも3は1と矛盾してしまう。しかし、スタジアムなら3を提供できる。サッカースタジアムはイベント広場に最適の付属物である、という見方もできる。

今回のスタジアム案は、バックスタンドの一層目を小さめにとって、コンコースを広くとるとともに、バックスタンドのコンコースの下の空間を屋内イベントスペースとして使えるようにしてみた(フクダ電子アリーナの諸室の配置状況を考慮すると、たぶんメインスタンド側だけで何とかJの試合を運行するだけのスペースは確保できるはず)。もちろん、コンコース自体も屋根付きのイベントスペースとして使える。イベント広場単体では5000平方メートル程度となりやや物足りないが、コンコースやコンコース下を活用することで十分なスペースを確保できる。

また、シャッターで適宜一階スタンド/一階コンコース/二階コンコース/二階スタンドを分断できるので、イベントの規模や内容に応じて多様なスペースを安価に(提供するスペースが広くなるとその分イベント主催者側のコストも上がるので)提供できる。また、二階コンコースから先を封鎖すれば一層目のみの6000人級のスタジアムとなるので、なでしこやアマチュア球技等の数千人規模の動員しか見込めないスポーツイベントも安価且つ気軽に開催できる。

コンセプト2 「見える」スタジアム

スタジアムを利用するのはサンフレッチェだけではない。マツダ、中国電力の二チームを擁する社会人ラグビーや、高校サッカー、大学アメリカンフットボール、それに女子サッカーのアンジュヴィオレ広島。都心にスタジアムを持つことは、(既にある程度定着してるサンフレッチェよりも)これら「これから固定ファンを獲得していく」スポーツにとってより有用であろうと思う。

で、これらの小規模スポーツイベントにとって重要なのは、(上で挙げたイベント広場の要件と同様)「フィールドの中で何をやっているか外から見える」ということではないだろうか。そこで、南側ゴール裏のスタンドを幅10メートルほど縮小して隙間を作り(フィールド内に工事車両などを入れるときの通り道、という意味合いもある)、通りからピッチ内を見ることができるようにしてみた。

また、バックスタンド一階を小さくすることで、バスセンターに出入りするバスの窓からコンコースやフィールドが見えるようにしてみた。

もう一つ。南側のゴール裏スタンドをギリギリまで低くし、且つ北側ゴール裏スタンドをかさ上げすることによって、南側ゴール裏スタンド以外のどこからでも世界遺産である原爆ドームが「見える」ようにしてみた。計算上では、ドームの上10メートルほどが北側ゴール裏スタンド最前列からでも見えるはず。この代償として、南側ゴール裏スタンドに屋根がかけられなくなってしまったが(芝の育成という観点からも南側スタンドに屋根をかけるのは難しいのだが)。

コメント(0)



Note

本サイトのハイパーリンクの一部は、オリジナルのサイトが閉鎖してしまったため"Internet archive Wayback Machine"へのリンクとなっています。そのようなリンクにはアイコン[archive]を付与しています。

本サイトはCookieを使用しています。本サイトにおけるCookieは以下の三種類のみであり、Cookieの内容に基づいてサイトの表示を変更する以外の用途には用いておりません。