Raspberry Pi 3B+で有線=無線LANコンバータを作る
- 公開日: 2020/06/11(木) 21:21[JST]
- 更新日: 2020/06/12(金) 06:04[JST]
前回の続き。r271-635の「Raspberry Piでルータを構築」をRaspbian Stretchベースに置き換えてみた次第。
パケット転送の設定
/etc/sysctl.conf の #net.ipv4.ip_forward=1 という行のコメントアウトを解除する。
FreeBSDサーバ/ルータのルーティングテーブルの設定
FreeBSDハンドブックの通り、 /etc/rc.conf に、
static_routes="internalnet2" route_internalnet2="-net 192.168.2.0/24 192.168.1.2"
といった形でネットワークアドレスとルータを追加しておく。
isc-dhcpdのインストールと設定
まず sudo apt-get update
する(これをやっておかないとパッケージをダウンロードできない)。そして sudo apt-get install isc-dhcp-server
でインストール。
設定ファイルは /etc/dhcp/dhcpd.conf 。 #authoritative; のコメントアウトを解除して、(割り当てるネットワークアドレスが192.168.12.2以降であれば)以下のような文を追加する。
subnet 192.168.2.0 netmask 255.255.255.0 { range 192.168.2.2 192.168.2.31; option broadcast-address 192.168.2.255; option routers 192.168.2.1; default-lease-time 600; max-lease-time 7200; option domain-name "ドメイン名"; option domain-name-servers ネームサーバのIPアドレス(カンマ区切りで複数指定可); }
もう一つ。 /etc/default/isc-dhcp-server も編集して、後ろ2行を
INTERFACESv4="eth0" #INTERFACESv6=""
としておく。
(2020/6/12追記) DHCPサーバが2台稼働していることになりちゃんと動作しているか(設定ミスで意図しないネットワークセグメントの方で稼働していないか)不安なので dhcpd-pools をインストールしてみた。