シャレオ問題2
- 公開日: 2006/02/25(土) 12:01[JST]
- 更新日: 2021/02/13(土) 18:44[JST]
あらま、中村社長辞任ですか。 まあ、支援を受ける以上は止めないとカッコがつかんだろうし。
さて、前回の続き。
次は新宿地下街について。
新宿地下街は3つあって、それぞれが小田急、京王、西武の子会社が経営している。新宿駅は小田急、京王の両百貨店、そしてJRの駅ビルである新宿ルミネ、マイシティ新宿がさながら要塞の如く一体となった巨大な建築物である。
JR新宿のホームは地上にあり、地下道又は建物を介して、地下、地上または2階などにある改札にでるようになっている。また、JRの線路に覆いかぶさるように甲州街道が交差していたり、JR駅西側のバスロータリー付近は他のエリアから一段掘り下げてあったりと、JR新宿駅周辺は極めて複雑な三次元構造となっている。私が京王線沿線に住むようになって6年ほどになるが、いまだにこの街の構造がよくわからない。
京王線新宿駅は終点である新宿駅と、都営地下鉄新宿線と連絡している新線新宿駅の2つにわかれており、両方等も地下駅である。小田急新宿駅は乗車ホームが地上、降車ホームが地下となっている。また、東京メトロ丸ノ内線の新宿駅も地下駅である。他にも都営地下鉄大江戸線の新宿駅もこの界隈にあるが、最近開通した線であり、地下街とはあまり関係ないのでここでは述べない。
京王系の地下街である京王モールは、京王新宿駅と新線新宿駅を連絡する地下道に形成された地下街であり、20店舗程度の小規模の地下街である。京王百貨店の地下フロアと隣接しており、実質、京王百貨店地下フロアの拡張である。
小田急系の地下街である小田急エースだが、そもそもここは地下街と呼んでよいのかどうかすら微妙な所だ。 小田急エースはJR新宿駅西口の南北に形成された地下街で、この西口周辺というのは、バスロータリー周辺のエリアであり、グランドレベルよりも一段掘り下げられている。地下街というイメージはあまりない。店舗数は55店(北館34店、南館21店)。北館は小田急百貨店地下フロアの事実上の延長といえ、また、南館は京王モールと連絡している。
西武系の新宿サブナードは、JRからちょっと北にずれたところにある西武新宿駅と地下鉄新宿三丁目駅とを繋ぐように形成されている地下街。店舗数は90強。西武改札付近は飲食店、それ以外のエリアはファッション街となっているのが特徴か。大半が片側3車線の靖国通りの地下に位置している。靖国通りの北は大歓楽街である歌舞伎町であり、新宿サブナードの南東側のエリアはJR新宿駅東口や東京メトロ新宿駅と歌舞伎町とを繋ぐショートカットコースとしても機能する。
このように、新宿の3地下街は、デパ地下の延長的な京王、地下道としての需要が確立されている西武、そしてそもそも地下街らしくない小田急、という構成となっている。