今一度Gentooにトライ
- 公開日: 2005/07/17(日) 14:54[JST]
やっぱりFreeBSDのウェブブラウザはちとアレなので、やっぱりLinuxへの移行を検討。
まずはノート(ThinkPad i1124-93J)から。試行錯誤の連続だったが、とりあえずネットワークが動くところまでできた。以下、忘備録代わりのメモ。
インストールに当たり、以下のサイトを参考にした。
Gentoo自身はフロッピーベースのインストーラを持っていないため、他のLinuxのインストーラを借用する。Gentooの公式ハンドブックではarchLinuxを推奨していたが、これだとPC card のNICを認識してくれなかった。いろいろ調べてみたところ、Plamo Linuxで行けそうなのでこれを使うことにした。
Plamoのインストール用フロッピーで起動した後、fidiskでswap(/dev/hda1), /boot(/dev/hda2)、root(/dev/hda3)のパーティションをつくって、以下のように初期化。rootはreiserFSを使ってみた。
# mkswap /dev/hda1 # swapon /dev/hda1 # mke2fs /dev/hda2 # mkreiserfs /dev/hda3
続いて、ネットワークの設定。eth0は自動認識されていたので、以下のコマンドでIPなどを設定。
# ifconfig eth0 xxx.xxx.xxx.xxx # route add default gw xxx.xxx.xxx.xxx eth0
さらに、DNSの設定。viで /etc/resolv.conf を編集。
; /etc/resolv.conf domain my.domain nameserver xxx.xxx.xxx.xxx
続いて、作成したパーティションのマウント。
# mkdir /mnt/gentoo # mount /dev/hda3 /mnt/gentoo # mkdir /mnt/gentoo/boot # mount /dev/hda2 /mnt/gentoo/boot # mount -o bind /proc /mnt/gentoo/proc
Gentooは、まず必要最低限のシステム(stage1)をインストールして、それから実際の運用時に使うシステム(stage2,3)をビルドする。FreeBSDでいうところのmake worldをいきなりインストール時にやってしまうようなものなのかな? んで、stage1のダウンロード。今回は"2005.0"というリビジョンのもの。より新しいバージョンの場合は、そのバージョンに読み替えられたし。あと、bzip2のバイナリもとってくる。そして、stage1を展開。なぜか(bzip2のバージョンの問題?)いくつかのファイル( /usr/include 以下のファイルとか)が展開されないが、これは後でもう一回展開し直すことで解決できる。
# cd /mnt/gentoo # wget http://152.2.210.109/pub/linux/distributions/\ >gentoo/releases/x86/2005.0/stages/x86/stage1-x86-2005.0.tar.bz2 # wget http://www.digistar.com/bzip2/v100/bzip2-100-x86-linux20 # mv bzip2-100-x86-linux20 /bin/bzip2 # chmod a+x /bin/bzip2 # bzip2 -dc stage1-x86-2005.0.tar.bz2 | tar -xvpf -
さらに、 resolv.conf をコピー。
# cp /etc/resolv.conf /mnt/gentoo/etc/
んで、chroot。gentoo標準のエディタであるnanoは、環境変数TERMの値がvt100でないと動かないので、それも設定。
# chroot /mnt/gentoo /bin/bash # env-update # source /etc/profile # bzip2 -dc stage1-x86-2005.0.tar.bz2 | tar -xvpf -
ここから先は、ハンドブック通りにやっていけばインストール完了。注意する点は、 /etc/fstab に記述する /boot のファイルシステムが(ext2ではなく)ext3であるということ。(追記: ←の注意点は間違いだった)
つづいて無線LAN(Atheros社製チップを使った、I・OデータのPCカード)の設定だが、これは稿を改めて。