なぜ内蔵フロッピーのケーブルはねじれているのか?

(2010/8/8記)下記の投稿は、分かりづらく、また、不正確なものであったため、新しい記事として書き直した

More Than Two Floppy Drives というページに興味深い情報が載っていた。

IBM PCってのは既製品の塊で、フロッピードライブやコントローラ(FDC)もシュガート社の既製品をそのまま使っていた。この製品は、一本のストレートケーブルで4台のドライブを接続できるようになっている。このストレートケーブルは、データ信号線こそドライブ毎に計4系統用意されており、各ドライブはジャンパ設定により、どの系統の信号線を使用するかを切り替えられるようになっている(ATA HDDのマスター/スレーブ設定みたいなもんかね)。ただし、モータ制御信号線は全ドライブ共通だった。

IBMは、PCを開発するにあたり、モータ制御信号もドライブ毎に別個に用意することを考えた。もちろん、FDCとドライブは既製品を使うことを前提として。で、以下の方法で解決した。

シュガート社のフロッピー用フラットケーブルは、ドライブA、ドライブB、ドライブC、モータ制御信号がこの順番で並んでいる。IBMは、ドライブA用の線をドライブB専用のモータ制御信号として使用することを考えた。で、従来からあるモータ制御信号線はドライブC専用とした。そして、ドライブ側は、ドライブCの信号線を使用するようなジャンパ設定とする。そして、

PC側コネクタ<--ストレート結線-->ドライブ用コネクタ2<--一部ねじった結線-->ドライブ用コネクタ1

としてやると、コネクタ1につないだドライブはドライブB用の信号線及びモータ制御線と接続され、コネクタ2につないだドライブはドライブC用の信号線及びモータ制御線と接続されることになる。んで、FDC自身は4つのドライブを制御できるものなので、もう一系統同種のケーブルを接続するためのコネクタを用意した。これは、外付けドライブ用のコネクタとしてケース外側に配置されている。

このように、昔のIBM PCでは、フロッピーを最大4台まで接続できるようになっている。で、DOSのドライブレターは、DOS3.3以前は全てのフロッピードライブがHDDに優先して若いドライブレターがつけられるようになっていた。例えば、フロッピーを四台つけた構成では、最初のハードディスクはEドライブとなる。DOS4.0以降では、AとBがフロッピードライブに固定され、C以降は、ハードディスク、フロッピーの順にナンバリングされるようになった。

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