アップル、第1四半期決算発表
- 公開日: 2005/01/16(日) 11:32[JST]
まずは、大本営発表の資料を読んでみよう。気付いた点は以下の通り。
去年と比べるとUS、欧州共に3割程度の出荷台数上昇。
さすがにiMac/eMacセグメントは売れている。
反対PowerMac/Xserve、PowerBookはいまいち。特にPowerBookの落ち込みが目立つ。
日本では相変わらず売れていない。
iPodが猛烈に売れている。
ついでに去年一年分(2004Q2-Q4)のデータも読んで去年と一昨年の比較(1-12月で)をしてみよう。
通年での出荷台数は50万台増。そのうちの30万台近くがiBookの出荷増による。逆に、PowerMacの出荷台数は減少している。エリア別に見ると、US(+直営店)と欧州では順調にのび、日本では低迷中。
欧米での低価格機の出荷増、というのが今年の特徴のようだ。欧米では低価格Macに相応の需要が有るということだろう。eMacがさして伸びていないのは、さすがに欧米人もeMacのデカさには辟易している、ということだろうか(笑)。
一方、日本市場では年間27.8万台と大幅減(2003年は34.5万台)。ただし、これには直営店(銀座、心斎橋)の売り上げは入っていない。一説によると、銀座の売り上げは月間3-4億円らしい。さらに、規模の小さい心斎橋を月間2億と仮定すると、直営店の年間売上は多めに見積もって55億円程度。世界中の直営店での(売り上げ/Mac台数)は45万円程度なので、そこから推定すると、国内直営店での去年の出荷台数は13000台程度となる。つまり、直営店込でも30万台を切っている。これはかなり深刻だ。僕が知る限りでは1992年なみのレベルだ。尤も、iPodが売れているので売り上げはそんなには落ちていない(03年7億1600万ドル→04年7億500万ドル)。Mac Miniでどれだけ改善できるかが今年の課題だろう。
IDC調査によると29万台。多分これには直営店の数字も推測されているはず。
当たるもんだな。