2002年12月の日記
- 公開日: 2002/12/30(月) 12:00[JST]
- 更新日: 2019/10/22(火) 15:57[JST]
2002年12月01日(日)
ThinkPad i1124-93JにFreeBSD 5-current:ひとまずの完了
関連する日記: 11月3日の#1-2, 11月9日の#1, 11月10日の#1-2, 11月16日の#2, 11月17日の#3
なんだかんだ言って一ヶ月かかってますな。10月からThinkPadでFreeBSD 4-STABLE, NetBSD1.6, Vine Linux 2.5を試したり、5-currentのmake worldで戸惑っていたので、トータルで1ヶ月半はかかっている。うーむ。
とりあえず、 11月3日の#2 でやり残したACPIまわりの調整と、それに伴ういろいろなこと(sudoersの設定とか)をやって、
蓋閉め、Fn+F4、電源ボタンでスリープ移行
sudo経由での、 11月3日の#2 に書いてある、サスペンドからの復帰時用のネットワーク/マウスの再設定用の命令の実行
FluxBox のkeygrabberによる、Alt+F4での↑のコマンドの実行(つまりターミナルがアクティブになっていなくても復帰可能)
ができるようになった。これでまあまあ使えるモバイルBSD環境になったかな?
ちなみに、acrobatreader4とKDEとRealPlayer8は使えるようになった。よかったよかった。(12/2追記、ImageMagickも動きました)
残っている問題は、以下のとおり。
Netscape4は相変わらず動かない(まあなくてもいいか)
GNOME1.4のビルドがgdmでエラー吐いて止まる(必要なアプリは入っているみたいなので、特に問題はなさそう)
gtkがうまく動いていないせいかどうかは分からないが、gtk系のアプリ(sylpheedとかgaleonとか)が他のウインドウの下に来ると2バイト系の文字が消える(これはちと困る)
2002年12月02日(月)
FluxBoxってかなり便利だったんですね
今まで全然使いこなせていませんでした。
Alt+左クリックドラッグでウインドウ移動
「タブ」を中クリックドラッグで他のタブに重ねるとグループ化[1]
前者はブラクラ回避に、後者はモバイル用途にムチャクチャ有用じゃないですか。感動しました。
2002年12月04日(水)
w3mにセキュリティホールがあるみたい
と、いうことで、皆さん早めに再コンパイルしましょう。portsも更新されています。
2002年12月08日(日)
インスタントメッセンジャー
Gabberとかいうのが使えるらしい。 Linux で インスタント・メッセンジャー というページに解説が載っているので、FreeBSDで使えるかどうか試してみよう。
結果はまた後で
2002年12月14日(土)
Mac強化作戦
僕は一応Macも持っている。目的は昔のエンターテイメント系ソフトの再生用だ。
Macのエンターテイメント系のソフトは3系統に分類される。1つはモノクロMac黄金時代のゲームソフト。この時代のMac用ゲームは実に個性的だ。「元祖育てゲー」Puppy Love、「東西冷戦シミュレーション」Balance of the Power、「戦術級フットボールゲームの代表作」PlayMaker FootBall、「Mystのご先祖様にしてMystより面白い」The Manhole、「ご存じ、都市開発ゲーム」Sim City等、錚々たるラインナップが展開されていた。また、名前は忘れたけど「紙飛行機を部屋の中に飛ばすゲーム」[2]とか、「スタントマンをヘリコプターから落としてクッションの上に着地させるゲーム」[3]のような、アイデア勝負のゲームが商用/フリーソフトを問わず目立っていた。
(2019/10/22追記)Soft Dorothy SoftwareのGliderシリーズ。OS X対応版もある
(2019/10/22追記)HomeTown SoftwareのStuntcopter。こちらもOS X対応版あり
もう一つは、黎明期のマルチメディアソフト。代表的なものはReactorやシナジー幾何学の一連のゲーム(シナジーのAlice、オークションに出てないかな...)、「おばあちゃんとぼくと」などの所謂エデュテイメント、各種のマルチメディアデータベースなどだ。96年頃まではMac版しかないものも結構多い。末期になると「QuickTimeムービーをMacromedia Directorでまとめただけ」みたいな粗製乱造ソフトが目立ってくるが、(コンテンツとしての出来はともかく)資料的価値の高いデータベースなどが時折出たりして油断ができない。
残りの1系統は、他のアーキテクチャから移植されたものであり、特筆するものではない。たまたま中古屋やジャンク屋でMac版しか無かったら手を出してみようか、みたいな。
さて、僕が持っているのは職場のPC入れ替え時にもらったPowerMac6300/120というマシンだ(LC630も持っているが)。こいつはビジネス市場をにらんで投入された(Macの一般ビジネス市場ってのもあったんですよ97年頃までは)マシンで、コンパクトなところは(だいたい大きめのMicroATX-Lowprofileケースくらい)いいのだが、グラフィック性能はかなりしょぼい。96年投入にもかかわらずVRAMはわずか1Mで最大解像度832x624(256色)、32000色モードでの最大解像度640x480と、 Windows3.1時代のPCに劣る代物である。 末期のマルチメディアデータベースなどは、640x480ではちと不便なので、もっと広い画面で、少なくとも32000色が出るMacが欲しかったわけです。
また、僕は17インチSXGA(1280x1024)の液晶モニタを使っているので、きれいに表示できる解像度は640x480か1280x960、1280x1024のどれかに限定される。と、いうことは、最低でも1280x960で32000色が表示できるビデオ機能が欲しい。また、もうこれ以上大型のデスクトップやタワーや一体型のマシンを増やしたくないので、最低でも現在のPM6300並のサイズに抑えたい。あと僕は電気屋じゃないので、あまり大規模な改造は避けたい。もちろんたかがサブマシンなので出費は5万以内で。ということで、
- Blue & White(Yosemite)以降のPowerMac
→電源がATXとほとんど一緒なのはいいが、ビデオカードが必要なのでLow Profileケースに入らない。Mac用に転用できるLow Profileビデオカードなんてないだろうし。それとまだ高い。フロッピーもついていない(昔のソフトはフロッピーで供給されているものも多いのだ)。
- 初代PowerMacG3(Gossamer)
→電源がATXとほとんど一緒で、ビデオ機能もロジックボードについてくる。VRAM2Mは少ないが、増設用SGRAMは比較的容易に入手できるようだ。中古価格も(ようやく)こなれてきた。フロッピーもついている。しかし、このマシン、「パーソナルカード」なるオーディオ機能をまとめた巨大なカードがロジックボードに垂直に突き刺さっており、さらにこのカードは必須のものらしい。と、いうことでこれもLow Profileケースに入らない。
- CRT iMac
→ロジックボードへの電源供給はCRT経由で行われているらしく、Low Profileケースに入れる場合、電源まわりの改造が大変そう。ガワとCRTを粗大ごみで捨てなきゃならんし。フロッピーもない。
- PowerBook(初代G3以前)
→性能と価格を考慮すると、PB3400、初代PBG3(3500?)、PB2400cあたりか。iMac以降のPBG3は高いしフロッピーもないし。ヤフオクをさらってみた限りではあまり弾数が多くなさそう。特に、手持ちのOSがMacOS7.6なので、上記のマシン(全て7.6以降に発表されたもの)だとOS付きの物に選択肢が狭まる(しかし全機種OSが付属しているはずのPowerBookでなぜOS抜きのモデルばかり出品されているのだろうか)。あとPB2400は人気機種なので高値。
は落選。残ったのはAlchemyまたはGazelleロジックボード。これはLC630系統のケースにそのまま入れられ(ただしAlchemyは電源の改造かサードパーティー製の3.3V電源供給モジュールが必要)、さらにPCIカードが使えるという優れものだ。VRAMはAlchemyが1M、Gazelleが2Mと少なめだが、ビデオカードを増設すれば問題ないだろう。
と、いうことで、Gazelle(250MHz PPC603e付き)とATiのビデオカード(VRAM4M)、その他を購入。問題はバックパネルを自作する必要があることだが、何とかなるでしょ (12/28追記:PM6300/120のバックパネルがそのまま使用できました) 。これで僕がMacに求めるものは全て達成できるだろう。CPU速度も倍になったしね。HDを増設してNetBSD/macppcを入れてみるのも面白いかも。
2002年12月24日(火)
機種依存文字
Windows-31Jコード[4]はShift JIS上位互換ではないみたい。つまり、半角英数はUS-ASCII互換だとか。半角の¥マークのように見える文字は、「えん」ではなくバックスラッシュらしいです。
(2019/10/22追記)URLにしばしば用いられるチルダ(~)はシフトJISには含まれない文字であるため、シフトJISで書かれたHTMLでURLを表記する場合はチルダを%7Eにデコードしなければならない(Windows−31JならそのままでOK)。ただ規格を厳密に実装すると実用上難があるため、WindowsやMac用の大抵のブラウザではシフトJISのx7E(オーバースコア)をチルダとして解釈するようになっていた。(追記終わり)
(2019/10/22追記)Windows3.1にて採用されたエンコーディング。Windows以前のDOSではNEC、富士通等のベンダーがJIS X0208(いわゆるJIS第一、第二水準文字集合)を各自で独自拡張した上でシフトJISでエンコーディングしていたが、Windowsの登場により異なるDOSアーキテクチャ間で文書データのやり取りをすることが多くなり、メジャーどころであったNECとIBMの独自拡張を包摂する形で統一仕様となったエンコーディング。厳密には記事で書かれているように半角英数の扱いに微妙な差があるが、規格上のシフトJISにいわゆる機種依存文字[5]を追加したもの、と思ってだいたい間違いはない。
(2019/10/22追記)Windows-31Jで追加された「いわゆる機種依存文字」はネット上では使っていけない文字、と(特にMacユーザから)言われることが多いが、使用する文字がUnicodeに含まれかつcharsetにWindows-31Jを指定する(かブラウザの自動判断に任せる)限り、Webで使用することに規格上の問題はない。そもそも厳密にいえばシフトJISは1997年までJISには記載されていない。
かくて天使は歌う(And the Angels Sing)
web上で歌詞を発見したので勝手に転載。昔から好きだった歌なので....
We meet, and the angels sing. The angels sing the sweetest song I ever heard. You speak, and the angels sing. Or am I breathing music into every word? Suddenly, the setting is strange. I can see water and Moonlight beaming. Silver waves that break on some undiscovered shore Suddenly, I see it all change. Long winter nights with the candles gleaming. Through it all your face that I adore. You smile, and the angels sing. And though it's just a gentle murmur at the start. We kiss, and the angels sing. And leave their music ringing in my heart!
2002年12月28日(土)
その後の「Mac強化作戦」
12月14日の日記で買ったものが今週届いたので早速組み立て。後で気づいたのだが、Gazelle250MHzってMacOS 7.6は対象外みたいだ。(本体付属のsystem7.5.5とMac OS 7.6.1以降) 「やべー、Mac OS8買わなきゃならんのか?」とあせる。現行のPM6300/120はMac OS7.6.1(7.6からアップデート)なので、ロジック入れ替え後にOS再インストール無しで動かせる可能性に賭けることにしよう。
結果は大成功。見事にOS7.6.1で起動。一緒に買ったCS2ポート用のEtherカード(10Base-2(笑)、DEC製チップ使用)も、なぜか今まで使っていたREUDO製カード用のインストーラを再実行するだけで使えるように。一緒に買ったビデオカード(ATi XCLAIM pro(たぶんRAGE LT Pro))も1280x1024モードで使用可能。CPUファンとビデオカードか近接しているので、夏場に問題が出てこないかちと心配だが。
(2019/10/22追記)その後このマシンはCPUをPowerPC G3 500MHzにして、職場からもらってきたMac OS8.5+8.6アップデータにOSを入れ替えました。今でも動作しています(追記終わり)
2002年12月29日(日)
パイソンネタ
今、モンティパイソンのポニーキャニオン版のビデオ見ています。8巻です。日本語吹き替えになっているやつです。
"And now for completely differences"は、「では」 "It's"は、「イクよ!」に翻訳されてます。
最初は、デニス・ムーアですな。納谷悟郎さんの一人舞台と青野武さんの素っ頓狂な声が印象的です。あとエリック&広川太一郎さんの素っとぼけたセリフもGood。
ペイリン=青野武のキャラクターが光っていますな、全体的に。うーん、これを見終わったら字幕版を見よう。
2002年12月30日(月)
新球場ようやく確定....か?
中國新聞によれば、エンティアム案を呑む形で2007年開業を目指して進めることになった模様。 でも、市としては屋根架けの方法を探っていくらしい。さらに、次回の市長選の結果如何によっては「屋根架け推進」になる可能性もあるとのこと。ちなみに秋葉現市長が「屋根無し」、元カープ監督の古葉候補と元助役の大田候補が「屋根付き」推進派だそうだ。
(2019/10/22追記)その後エンティアム案はボツとなり、すったもんだして2009年にマツダスタジアムとして開場することになります。(追記終わり)