SHARP メビウス PC-WT70SでFreeBSD-AMD64
- 公開日: 2007/03/17(土) 12:17[JST]
二箇所ほど引っかかった所があったが、無事動いているようだ。特に親指シフト(SCIM-Anthy)は、古いマシンから設定ファイル(~/.scim以下とxmodmap関連)をコピーしただけで普通に使えている。USBマウスを(X11が既に立ち上がっている状態で)指したら普通に認識されたのはびっくり。進化してるじゃん、moused。
二箇所引っかかったというのは、プリンタと音関係。
プリンタは、PIPSをインストールしようとしたらi386じゃないからだめ、といわれたもの。 Makefile をいじって無理矢理入れてみたが、やっぱり動かない。しかたが無いのでi386ベース(VIA C3-1GHz)のFreeBSDサーバにPIPSを入れて、さらに、このサーバに印刷データを送るようにする。具体的には、サーバの/etc/hosts.lpd にクライアントのホスト名を追加し、クライアント機の /etc/printcap を以下のようにする。
lp:\ :sd=/var/spool/lpd/サーバのプリンタ名:\ :mx#0:\ :sh:\ :lp=:rm=サーバのIPアドレス:rp=lp:\ :lf=/var/log/lpd-errs:
続いて音関係。このメビウスに限らず、最近のチップセット内蔵型の音源チップはHDA(High Definition Audio)という規格のものを使っているようだ。で、HDA用のドライバはまだSTABLEにも採用されていない。しかし、ドライバの開発はAriff Abdullah氏らによって進められており、現在氏のサイトにてSTABLE用のパッチが公開されている。(snd_RELENG_6〜.tar.gzってやつ)
このパッチを適用してカーネルを作りなおせば、snd_hdaドライバで音を鳴らすことができる。