USBメモリからブート可能なFreeBSD環境の作成

dumpでバックアップできる環境ができたとしても、HDDがクラッシュしたときにrestoreできないと意味がない訳で。もちろん、FreeBSDのインストールCDを使えばいいのかも知れないが、玄箱のSambaにバックアップを保存している都合上、復旧の為の環境もまた、sambafsをサポートしてなければならない。

と、いうわけで、現行のサーバと同じシステムをUSBメモリにインストールして、緊急時にはUSBメモリから立ち上げてrestoreを行うのがよいと考えた。ブートできるUSBメモリの設定は、wiki.milkcup.jpのUSBメモリからのOS起動[archive]を参考に、以下の処理を行った。

# dd if=/dev/zero of=/dev/da0 bs=512 count=32
# fdisk -v -BI da0
# dd if=/dev/zero of=/dev/da0s1 bs=512 count=32
# bsdlabel -w -B da0s1
# newfs /dev/da0s1a

そして、usbメモリを/mntにマウントし、

# mount /dev/da0s1a /mnt

カーネルとユーザーランドのインストール(どっちもビルドはあらかじめ行っていた)。

# make installkernel DESTDIR=/mnt
# make installworld DESTDIR=/mnt
# mergemaster -D /mnt

それから、 /etc/rc.conf にdefaultrouter、hostname、ifconfigを設定。さらに、 /etc/fstab を以下のように設定。

/dev/da0s1a             /               ufs     rw              1       1

さらに、シリアルコンソールで制御できるように、 /etc/ttysttyd0 の行を

ttyd0   "/usr/libexec/getty std.9600"   vt100   on  secure

とし、 /boot/loader.conf に、

console="comconsole"

を追加する。そして、再起動してUSBメモリから起動できることを確認し、さらに、sysinstallでタイムゾーンを設定する。dfとってみたら200M弱しか使っていなかった。つまり、512Mあれば充分、ってことですな。

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