サッカー イタリア・セリエA/Bのスタジアム移転
- 公開日: 2014/01/18(土) 21:07[JST]
イタリア・セリエAとBのクラブの、90年代以降のスタジアム移転状況。
CITY |
BEFORE |
AFTER |
YEAR |
TYPE |
---|---|---|---|---|
Cagliari |
Stadio Sant'Elia |
Stadio Is Arenas |
2012 |
郊外住宅地からさらに遠い郊外(衛星都市) /● |
Turin(Juventus) |
Stadio delle Alpi |
Juventus Stadium |
2011 |
同じ場所(やや郊外)での建て替え/─ |
Sassuolo |
Stadio Mirabello |
Mapei Stadium |
1995 |
近郊住宅地から郊外/▲ |
Turin(Torino FC) |
Stadio delle Alpi |
Stadio Olimpico |
2006 |
共にやや郊外/─ |
Bari |
Stadio della Vittoria |
Stadio San Nicola |
1990 |
近郊工業エリアから郊外/▲ |
Padua |
Stadio Silvio Appiani |
Stadio Euganeo |
1994 |
近郊住宅地から郊外/▲ |
TYPEのうち、「○」は明らかに都心側に移転したといえるもの。△は都心側に移転したとはいえ、元の立地もさして都心から遠くないケース。郊外側に移転したケースには「●」または「▲」を割り当てている。また、移転前後で大差ないもの、隣接する土地に移転したものについては「─」とした。
しかしイタリアは古いスタジアムを改装して使っているケースが多い。結果として、より都心に移転したスタジアムがない、という結果になった。
なお、トリノはユベントスがStadio delle Alpi→数年間Stadio Olimpico→Juventus Stadium。トリノFCがStadio Olimpico→数年間Stadio delle Alpi→Stadio Olimpicoというちと複雑なパターン。
さて、ここまでヨーロッパ4大リーグのスタジアムの移転状況をみてみたが、Jリーグが主張するような「街中への回帰」という現象は確認されているとは言い難い(というか、街中への回帰が見られたのはMLBだけ)ように思える。引き続き、フランス・オランダ・スイス・スウェーデン・ノルウェー辺りをチェックしてみようかと思う。