旧Blogより: 私ゃMS信者でもアンチMSでもありませんが (初出: 2003/10/09 08)

Eolas Technologies社が保有するプラグイン関連の特許の権利をMSが侵害したかどうかを争う裁判で、MSが敗訴したことを受けて、IEの変更案が公開された。

今回のMSの敗訴はアンチMSな向きには大歓迎かと思われるが、むしろこの敗訴により、ブラウザ業界におけるIEの支配力が一層強くなるのではないかと僕は予想する。

今回、MSは「外部のファイルとして提供され、ブラウザ本体ではない外部のアプリによってインライン表示されるインタラクティブコンテンツ」を表示する前に確認のためのダイアログを表示するようになっている。

んで、おそらくこの後に、HTML自身の変更が控えている。当該の特許から判断すると、HTMLファイル内に直接データを埋め込んでしまえば、特許侵害にはならない。

で、こういう形でHTMLが変更された場合、特にオープンソースで開発が進められているブラウザは、この変更に対する対応が遅れ、(最初に対応するはずの)IEにユーザを取られてしまう可能性もある。

こんなことをされるとテキストブラウザでも読み込みが遅くなるので個人的にはちと迷惑。

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