ゲンダイ(笑)
- 公開日: 2008/01/31(木) 07:47[JST]
日刊ゲンダイに登場する『球団事情通』なる人物によれば、「売店の売り上げや屋外看板の広告費はそっくりそのまま球団の収入になっていて、それを差し引いた1試合あたりの球場使用料は破格の150万程度といわれている」そうで。で、ゲンダイの推測では「"既得権益"はチャラになる可能性が高い」んだそうだ。詳細は、 こちら大阪威鯉会堺支部! ~広島カープが好きやねん~ さんのところの記事 広島新球場について を御覧ください。
まず問題は、この事情通なる人物がさして事情に通じていないってことだ。現在の市民球場の使用料は約5億6千万。で、事情通氏のいう「150万」に試合数である66を掛けると、9900万。広告収入と4億7000万ってことになる。市民球場の広告、そんなに安いわけないでしょ。ちなみにエンティアム案では広告収入は年間10億以上、飲食店収入も3億程度が見込まれていたわけで、現状でも広告、飲食で10億近くはあると思うんだが。
それに、広島市としてはカープが少なくとも30年に渡って年間5.79億を払いつづけてもらわないと困るわけだから、広告と飲食店の権利を取り上げてカープの経営破綻を招くような真似はしないでしょ。たぶんカープが新球場の指定管理業者になるのは、ほぼ内定していると思うんだが。
(2/13追記)
広島東洋カープの年間利用料は3億8000万円の定額料金を設定。公式試合の有料入場者数が100万人を超えた場合、超過人数分の入場料の2―4%を上乗せする。市は別に広告掲示料や店舗設置料などを徴集する方針で、これを合わせたカープの年間負担は5億7900万円となり現球場より1900万円上がる。
広告と店舗の使用料込で5.79億。てことで、「"既得権益"はチャラになる可能性が高い」なるゲンダイの推測はハズレ。