西宮球場のよさについて
- 公開日: 2006/04/12(水) 07:15[JST]
広島新球場関連でいろいろと他の球場を調べているのだが、改めて実感できるのが西宮球場(プロ野球倶楽部さんの西宮球場のパンフレットより)の出来のよさ。スタンド上の出入口が下にあって邪魔かも、という部分はあるものの、座席の配置が絶妙。二階席もちゃんと設計しているし。グランドも、センターは119メートルとやや狭いものの、ラッキーゾーンを取れば両翼は99.1メートルで合格点。開業当初は内外野天然芝だったし。
スカイマークスタジアムも悪い球場じゃないとは思うけど、この球場はあくまでも運動公園型球場で、「年に数試合はプロの試合も出来るアマ用球場」というのが基本コンセプト。なんでやっぱり座席のバランスとかはちと落ちる、と思う(特に内野一階席と外野席のバランスとか、いかにもオマケ感の漂う二階席とか)。
しかし日本の球場、70年以上前に出来た西宮の水準にいまだ達していない、という状態はいかがなものか。広島新球場には頑張ってもらいたいのだが。さすがに広すぎる一塁側二階席の奥行きを数メートル削って(二階席の奥行きは25−6メートルくらいが限界だと思う)、レフトに奥行き30メートル程の外野席を作って、ライトを芝生席にすれば(グランドを公認野球規則どおりに拡張するとライトにまともな座席は作れない。将来の屋根かけをあきらめるなら別だけど)、結構いい球場になると思うんだけどな。