ピッツバーグの財政破綻から

グーグルで検索して見つけた「ピッツバーグ市財政破綻への歴史的経緯と再生への道」(沖縄国際大学法学部 佐藤学教授、(財)自治体国際化協会資料『比較地方自治研究会による各国の政策研究』より)が興味深い。USスチール社の本社を有し「鉄鋼の町」として知られるペンシルバニア州ピッツバーグは、郊外エリアも含め人口減が続いている「衰退都市」として知られており、90年代以降様々なテコ入れを行なっており、それらの一部は一時的には成功を収めたものの、結局は失敗して財政破綻に至ったというもの。

同じく工業都市であり、テコ入れを必要としている広島市にとって他山の石、といえるのでは無いだろうか。うまく行っている例であるノースカロライナ州シャーロット、あるいは「ボーイングだけじゃない」都市となったワシントン州シアトルあたりと併せて、地方自治体(特に東名阪を除くエリアに属する政令市)は参考とすべきだろう(マトモな自治体なら私に言われるまでもなく当然やってるだろうけどさ)。

しかし、自治体国際化協会の刊行物には他にも興味深い資料が揃っている。地方自治でまちづくりに関わる人達は一読すべき、いやしろ。あと、佐藤教授のプロフィール[archive]に記載されている著作や論文もよさげ。

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